逸翁美術館のすぐ近くにある池田文庫(写真1)で「小林一三の演劇観」展をやっていた。
どうやら、昔のポスターなどを展示してあるようなのだが入館料も200円と安かったので
せっかく池田まで来たのだからと、みんなで入ることにした。
戦前の宝塚歌劇のポスターや演劇のポスター、もう亡くなってしまっている有名な役者さんたちの
若かりし頃の写真が載っているポスターや雑誌など、2階の展示室いっぱいに展示してある。
演劇観などという小難しいタイトルとは裏腹に、ただ見ていて楽しい展示だった。
戦前のポスターなどは字が右書きでおもしろいというのもあるが、ポスターに描いてある
広告を見るものおもしろい。
『モンココ白粉』だとか今ではもう販売されていない商品名がたくさん目についた。
ポスターの絵も良いが、この広告の絵やコピーも楽しかった。
屁理屈抜きで楽しめた展示だった。
が、改めてこの小林一三氏の偉業のすごさもわかるような気がした。
『観劇』というものがどういうものなのか。
これは、実際に劇場に何度も足を運んだ人しかわからない。
特にアタシのような根っからの東京人は、歌舞伎、宝塚、演劇、オペラ・・・そういった
ものが大好きなのだが、良い席で観劇する時はさすがのアタシでもキチンとした
服装で出かけることにしている。
ただ芝居を見るだけでなく、劇場の雰囲気などもひっくるめての遊びになるからだ。
ヨーロッパのオペラ座などの劇場でもそうだ。みんな、盛装してくる。
幕間の休憩にはバーでシャンパンを飲み、歓談する。
一種の社交界のようになっている。
日本ではまた違うのだが、やはり大きな『劇場』となると感じが違ってくる。
おしゃれして、観劇して、幕間にはちょっといい物を食べ、家に帰るまでの
雰囲気というか非日常の空気を堪能する。
展示されているポスターを見て回るだけでも、その『非日常の堪能』を知っている
人間には潜在意識を大きく刺激する。
ただ、劇場にあまり行かない人にはその刺激は少ないかも知れない。
これは、アタシの偏見かもしれないけれど・・・・
小林翁は、宝塚歌劇だけでなく様々な演劇も手がけておられた。
この入館料200円は安いと思った。
さて、その池田文庫を出てからは古い商店街を抜けて駅に行くのだが途中に
「池田さわやかビル」というのがある。
仔細は不明なのだが、恐らく昭和初期のビルなのではないかと言われている。
が、アーケードが邪魔でよくわからない。(写真2枚目)
内装などもキレイにリニューアルされており、これがそんなに古い建物なの?という感じだ。
そのあと電車で宝塚へ行くのだが、宝塚では2ヶ所だけの訪問だった。
そのうちの1ヶ所は、アタシのテンションがあがりっぱなしの建物だったので、
あえてこれは、次回の更新に回すことにする。(絶対に写真が多くなるし・・・・)
もう1ヶ所は、宝塚南口駅の前に建つ宝塚ホテルの旧館。(写真3枚目)
なんと、大正15年(1926年)の築で古塚正治氏の設計、RC造5階建て。
宝塚のイメージ(歌劇のイメージが強いんだけど・・・)にぴったりの外観。
窓の作りやレリーフもやっぱり歌劇っぽいイメージでかわいい。(写真4枚目、5枚目)
最後のミーティングはせっかくだからここの喫茶室でやろうというこtになったのだが、
外から見ると内装はすべて今風にアレンジされている。
外の窓からジロジロと眺めるだけ眺めて、他の安い喫茶店でミーティングすることにした。
メンバーのそれぞれの感想はバラバラ(当たり前だけど)だったが、後日あるメンバーから
できれば実際の歌劇も見てみたいという意見も出て、一度サークルの活動の一つとして
歌劇の観劇もやってみようと思う。
テレビではなく、実際の「舞台」というものを見てその上で「好き」か「嫌い」の判断を
下せばいいし、長いようで短い人生、何事も「見る」と「見ない」では大きな差があるはず。
女性だけの歌劇もそうだが、男性だけの歌舞伎なども今後、機会があれば取り入れてみたいと
思う。芝居にも『見方』というのがある。
自由に見るのが、一番なのだがとりあえずは、その見方が少しでもわかっていれば
また観劇の楽しみ方も違ってくると思う。
こればっかりは、劇場へ足を運ばないとわからないことだ。
理屈では説明はできない。それを小林翁は後世に伝えたかったのかもしれない。
次回の更新時に宝塚のもう1ヶ所の記事をアップするつもりだ。
どうやら、昔のポスターなどを展示してあるようなのだが入館料も200円と安かったので
せっかく池田まで来たのだからと、みんなで入ることにした。
戦前の宝塚歌劇のポスターや演劇のポスター、もう亡くなってしまっている有名な役者さんたちの
若かりし頃の写真が載っているポスターや雑誌など、2階の展示室いっぱいに展示してある。
演劇観などという小難しいタイトルとは裏腹に、ただ見ていて楽しい展示だった。
戦前のポスターなどは字が右書きでおもしろいというのもあるが、ポスターに描いてある
広告を見るものおもしろい。
『モンココ白粉』だとか今ではもう販売されていない商品名がたくさん目についた。
ポスターの絵も良いが、この広告の絵やコピーも楽しかった。
屁理屈抜きで楽しめた展示だった。
が、改めてこの小林一三氏の偉業のすごさもわかるような気がした。
『観劇』というものがどういうものなのか。
これは、実際に劇場に何度も足を運んだ人しかわからない。
特にアタシのような根っからの東京人は、歌舞伎、宝塚、演劇、オペラ・・・そういった
ものが大好きなのだが、良い席で観劇する時はさすがのアタシでもキチンとした
服装で出かけることにしている。
ただ芝居を見るだけでなく、劇場の雰囲気などもひっくるめての遊びになるからだ。
ヨーロッパのオペラ座などの劇場でもそうだ。みんな、盛装してくる。
幕間の休憩にはバーでシャンパンを飲み、歓談する。
一種の社交界のようになっている。
日本ではまた違うのだが、やはり大きな『劇場』となると感じが違ってくる。
おしゃれして、観劇して、幕間にはちょっといい物を食べ、家に帰るまでの
雰囲気というか非日常の空気を堪能する。
展示されているポスターを見て回るだけでも、その『非日常の堪能』を知っている
人間には潜在意識を大きく刺激する。
ただ、劇場にあまり行かない人にはその刺激は少ないかも知れない。
これは、アタシの偏見かもしれないけれど・・・・
小林翁は、宝塚歌劇だけでなく様々な演劇も手がけておられた。
この入館料200円は安いと思った。
さて、その池田文庫を出てからは古い商店街を抜けて駅に行くのだが途中に
「池田さわやかビル」というのがある。
仔細は不明なのだが、恐らく昭和初期のビルなのではないかと言われている。
が、アーケードが邪魔でよくわからない。(写真2枚目)
内装などもキレイにリニューアルされており、これがそんなに古い建物なの?という感じだ。
そのあと電車で宝塚へ行くのだが、宝塚では2ヶ所だけの訪問だった。
そのうちの1ヶ所は、アタシのテンションがあがりっぱなしの建物だったので、
あえてこれは、次回の更新に回すことにする。(絶対に写真が多くなるし・・・・)
もう1ヶ所は、宝塚南口駅の前に建つ宝塚ホテルの旧館。(写真3枚目)
なんと、大正15年(1926年)の築で古塚正治氏の設計、RC造5階建て。
宝塚のイメージ(歌劇のイメージが強いんだけど・・・)にぴったりの外観。
窓の作りやレリーフもやっぱり歌劇っぽいイメージでかわいい。(写真4枚目、5枚目)
最後のミーティングはせっかくだからここの喫茶室でやろうというこtになったのだが、
外から見ると内装はすべて今風にアレンジされている。
外の窓からジロジロと眺めるだけ眺めて、他の安い喫茶店でミーティングすることにした。
メンバーのそれぞれの感想はバラバラ(当たり前だけど)だったが、後日あるメンバーから
できれば実際の歌劇も見てみたいという意見も出て、一度サークルの活動の一つとして
歌劇の観劇もやってみようと思う。
テレビではなく、実際の「舞台」というものを見てその上で「好き」か「嫌い」の判断を
下せばいいし、長いようで短い人生、何事も「見る」と「見ない」では大きな差があるはず。
女性だけの歌劇もそうだが、男性だけの歌舞伎なども今後、機会があれば取り入れてみたいと
思う。芝居にも『見方』というのがある。
自由に見るのが、一番なのだがとりあえずは、その見方が少しでもわかっていれば
また観劇の楽しみ方も違ってくると思う。
こればっかりは、劇場へ足を運ばないとわからないことだ。
理屈では説明はできない。それを小林翁は後世に伝えたかったのかもしれない。
次回の更新時に宝塚のもう1ヶ所の記事をアップするつもりだ。