munyuchan

むにゅ’sのぉと

10年以上続けたヤフーブログから引越してきました。 路上観察、近代建築などがメインのブログです。 ライブドアではまだまだ戸惑うことが多いですが、よろしくお願いします。

2007年06月

30 6月

JR神戸駅

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近畿の駅百選にも認定されている。
開業は明治7年(1874年)だが、
この駅舎は3代目で、昭和9年(1934年)に
鉄道省の設計・大倉土木の施工で作られた。
RC造2階建ての建物だ。
駅北側にが美しいステンドグラスの時計が
設置されているが、これも建築当初のままだそうな。
よく駅の中を見回すと、装飾のある柱だとか、
南口方面にも、ステンドグラスがはめ込まれていて
とても美しい駅舎だ。








30 6月

第18回活動報告(鯛よし百番)・・・その5

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1階の玄関脇には「顔見世の間」というのがある。(写真1枚目)

もともと、遊郭には「張り見世」というのがあって、

遊女たちがここに座りお客に顔を見せて、

お客に選んでもらう、またはお客を選ぶという風習があったのだが、

明治になって「張り見世」は禁止となり、その後、明治後期に

「張り見世」は復活したのだが、大正5年(1916年)に

再び禁止となったので、この店の「顔見世の間」は

お飾りだろうと、言われている。

ここは大正11年(1922年)から

昭和3年(1928年)の間に建てられたからだ。

2階への階段に描かれている絵は、かなり傷みがひどいが

どの絵も美しく、日本各地の観光名所絵図が描かれている。

写真2枚目の階段部分の壁は「桃太郎」、

その階段を上がりきったところに鳥居が設けられ(写真3枚目)、

半分が安芸の宮島だろうか?「杓文字」の絵が鳥居の柱に

たくさん描いてあるのが見える。(写真4枚目)

ここには、「宮島の間」という部屋もあり、やはり、杓文字を

モチーフにしている。

鳥居の手前の絵(写真5枚目)は、2枚目の写真の桃太郎の絵の

続きとなっており、「天満宮の渡り船渡御に参加した桃太郎」と

他の船渡御のご一行の絵となっているそうな。

1階が宴会用の大きい部屋が2つあるだけなのに対して

2階は比較的こじんまりした部屋が多い。

それぞれの部屋に名前がつけられ、その名前にちなんだ

モチーフをふんだんに盛り込んだ部屋になっている。

「お祭り佐七の間」とか「お染の間」、「由良の間」など

歌舞伎にちなんだ部屋も多い。

「千代の間」という和歌にちなんだ部屋もある。

戦前、いや、戦後しばらくの間の人々は歌舞伎などの芝居を好んだので

こういった趣向が多かったのではないだろうか?

だから、遊びに来るお客も、その辺りがわからないと

なかなか通じないのではないだろうか?

とにかく、昔の日本人の方が現代の日本人に比べて

文化レベルはかなり高かったので、こういった洒落っ気のある

ことが理解できたのだろう。

また写真が増えてきたので、続きは次回に・・・・
29 6月

見えないものの歴史の本

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これは、かなり資料性の高い本だ。
値段はかなり高いのだが、それだけの価値はある。
小説やエッセイではない。
2冊構成になっているのだが、1冊目は明治、大正から
昭和の初めまでの文献を主体に書かれており、
なかには、大阪の新世界興隆史などもある。
かなり細かい数字でデータなども記されており、
読み物としておもしろかったのは、
「接客読本」で、電話のかけ方や、注文品が品切れだった
場合のお客様への返事の仕方など、挨拶の仕方、
テーブルマナーや和食のマナー、お茶の飲み方、
レコードの手入れの仕方まで載っていた。
組合の規約書などまで載っている。
2冊目は完全に遊郭の本になっている。
昭和5年(1930年)当時の日本全国の
遊郭案内が載っている。
くわしい場所と歴史が書いてある。
そして、更にこの2冊目には、
昭和33年(1958年)に警視庁防犯部が
製作したルポルタージュ映画「赤線」の
ビデオが付録としてついている。
警視庁が作っただけに東京が対象なのだが、
くわしい場所と歴史、街の特徴がよくわかる。
この本のサブタイトルが「見えないものの文化史」。
資料として大変価値があると思う本で、
先日建築本の書庫にアップした「赤線跡を歩く」なども
この本を参考文献としているくらいだ。


見えないものの文化史
近代庶民生活誌 13巻  色街・遊郭
南 博氏 責任編集
三一書房     10,100円(税込み)


見えないものの文化史
近代庶民生活誌 14巻  色街・遊郭
(昭和33年)ビデオ付録
南 博氏 責任編集  
三一書房  12,000円(税込み)







29 6月

湯処あべの橋の暖簾

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以前、阿倍野駅前の商店街に阿倍野橋温泉という
銭湯があったのだが、再開発で移転となり、
少し離れた大きな道に面した場所で営業している。
飛田の帰りに前を通ったら、暖簾が出ていたので
撮影したのだが、よく見ると「花王石鹸」の暖簾だ。
この暖簾の書庫には、今まで花王石鹸の暖簾の
コレクションはなかった。
貴重な1枚かもしれない。








28 6月

猫様 in 上野 その4

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この猫様も上野で出会ったのだが、
あの人間のお子ちゃまが他の猫様を
追いかけているのを知って、
人間から逃げるように草むらに
入って行ってしまわれた。
最後までこの猫様のお顔をはっきりと
見ることはできなかった。
だが、この猫様が消えてすぐに
あのお子ちゃまが登場し、
キョロキョロしながら、
例の黒キジ猫様を見つけてそちらに突進していった。
それを考えると、この猫様の勘は鋭い!

お子ちゃまと猫の記事はこちら
   ↓
http://blogs.yahoo.co.jp/munyuchan2002/47996609.html  












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