munyuchan

むにゅ’sのぉと

10年以上続けたヤフーブログから引越してきました。 路上観察、近代建築などがメインのブログです。 ライブドアではまだまだ戸惑うことが多いですが、よろしくお願いします。

2008年08月

26 8月

グランドキャニオンな建物~大丸百貨店心斎橋店

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本来なら、建物の書庫にアップするべきなのだろうが、
あえて、この「オブジェな建物」の書庫にアップすることにした。
実は、この大丸百貨店心斎橋支店は昭和8年(1933年)築、
ヴォーリズ建築事務所・設計、竹中工務店・施工の
すばらしい近代建築だ。
先月のサークルで訪れた、「ヴォーリズ記念館」でいろいろお話を
伺っていたところ、設計のヴォーリズ氏は一時期、
アリゾナ州のフラッグスタッフという街に住んでいらっしゃったそうな。
その近くには、かの有名な「グランドキャニオン」。
この大丸百貨店の心斎橋支店は、そのグランドキャニオンをモチーフに
デザインした建物だそうな。
デパートであるために店内の撮影は禁止されているので
写真はないのだが、1階の化粧品フロアの天井部分を見ても、
「鷲」のレリーフがあったりと、確かにアメリカがそこにある。
そして、大丸といえば、孔雀がシンボルマークとなっている。
こちらも、アリゾナ州にあるフェニックスという都市から
とったモチーフだそうだ。
フェニックス=不死鳥。
だが、日本で不死鳥というとしっくりこない。
そのためにピーコック=孔雀をモチーフにしたそうな。
写真3枚目のプレートにも、描いてある。
大丸の大の字に孔雀の羽がついており、
プレートの下の方には孔雀の顔がついている。
これは、アタシが調べたことではない。
すべて、ヴォーリズ記念館のスタッフの方に教えていただいた。
教えていただかなければ、恐らく一生、この百貨店の建築データだけ
把握して、写真を撮って、それで終わりだったと思う。
確かにグランドキャニオンに似ている・・・・
買い物ついでに、店内の装飾などをじっくり見て回るのも
良いかもしれないが、くれぐれも、
『百貨店の内部は撮影禁止』であることをお忘れなく!

★尚、1枚目のグランドキャニオンの画像はフリーの写真素材屋さん
 からもらってきた画像だ。




25 8月

第30回活動報告 近江八幡 その4

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ヴォーリズ記念館は、建物の見学のつもりで訪れない方が良い。

むしろ、ここはヴォーリズ氏の精神をお話してくださるので

その話にじっくりと耳を傾けた方が良い。

建物自体は昭和6年(1931年)の築。

当初、この建物は幼稚園の教師の宿舎として建てられたそうなのだが、

ヴォーリズ夫妻の自邸として使われたそうな。

ここは事前に予約をしないと見学できない。

まず、1階の部屋に通されてからビデオを見て、それから説明。

この説明がまたすばらしく、かわりやすい。

普通にお話されていらっしゃるのだが、頭の中にスイスイ入っていく。

説明がうまい証拠だ。いきなり、賢くなれたような気分になる・・

ヴォーリズ氏については、直接HPを読んでいただければと思う。

このヴォーリズ氏の手がけた建築物は全国でも100軒しか残っておらず、

そのうちの24軒がこの近江八幡に残っているそうな。

空襲にあわなかったのが幸いしたようだ。

戦時中は、琵琶湖周辺には軍事施設があったために外国人の居住は

許されていなかったためにヴォーリズ氏は軽井沢に疎開をしていたそうな。

そのために軽井沢にも氏の手がけた建築が数多く残っている。

その軽井沢で誂えた「軽井沢彫り」の調度品がいくつも残されており、

どれもが大変美しい。

写真1枚目はアタシが当初、座っていた椅子とテーブルなのだが、

このテーブルがなんと、写真2枚目のように「背もたれ付きの椅子」に

変身することもできるのだ。それぞれの椅子の背もたれ部分には

「軽井沢彫り」がさまざまな模様で施されている。(写真3枚目)

更に部屋の奥には、ヴォーリズ氏がアメリカから持参してきた

1842年(天保13年)創業のニューヨーク・ハードマン社の

楓の木でできたピアノが置いてある。(写真4枚目)

ピアノの椅子だけは日本製でこちらも軽井沢彫りの椅子だ。

このお部屋でかつて、幼稚園の教師候補者を集めての食事会が行われた。

その中で、一番箸を美しく使う人が教師に採用されたという

楽しい食事会の裏はこんなにも怖い・・・という感じもするが、

ヴォーリズ夫妻は、「箸の使い方と、挨拶は3歳までに・・」というのが

モットーだったそうでただ、「こんにちは」と挨拶すれば

良いのではなく、挨拶の仕方までも教育してくださったそうな。

まさに「三つ子の魂百までも・・・」だ。

その挨拶の仕方というのもお話を伺って、思わず唸ってしまうような

自分でも全く気がつかない細かいことだったので驚いてしまった。

このヴォーリズ記念館へは、できることなら最初に行っておいた方が

良いように思える。

ヴォーリズ精神を教わってから建物を見た方が絶対に楽しいからだ。

ヴォーリズ氏は普通の宣教師とは違い、事業を通しても宣教活動を

行った人で、その事業とはメンソレータムの近江兄弟社だ。

この方の考えを伺って敬服した。


『美しい物を美しいと思える心は1日にしてならず、なので、
 建物が人を育むように、建物を造るときは、
 回りの風景と調和させて、 必ず自然と一体となって造る。』



だから、古いから補修して保存なのではなく、

「美しい」から、補修して使うのだろう。

ここの見学は建物の写真を撮るのだけが目的の人はむしろ

行かない方が良いかもしれない。

この説明を聞いても恐らく楽しくもなんともないだろうから。

でも、ここの説明を聞かずしてヴォーリズ建築を見て回ってはいけない。

本当にそう思うことができた見学だった。

どういう思いでヴォーリズ氏が建物を作ったのかなどが

ほんの少しだが、わかったような気分になれて大変有意義な時間を

過ごすことができた。

メモをとっている時間も長く、そのために何度も説明をお願いしたり

いろいろな質問などにも答えてくださった記念館のスタッフの方には

感謝の気持ちでいっぱいだ。

予定見学時間を大幅に過ぎてしまったが、ていねいな説明でおかげさまで

建物見学がもっと楽しくなった。

中にはヴォーリズ氏の残した絵や書なども残っており、

それらにまつわるエピソードなども伺えて楽しいひとときだった。

玄関の網戸の模様(写真6枚目)と、入り口の扉(写真7枚目)の

模様が同じなのかキュートだった。

アイスコーヒーをご馳走になった上に、

見学記念にメンソレータムのハンドクリームや明治時代からずっと

発行され続けてきた小冊子などをいただいて後にした。

ちょっと、写真が増えてしまったので続きは次回更新時に・・・
24 8月

猫様 in 神戸 その1

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神戸の正教系の教会のすぐ近くにいらっしゃった猫様。
かなり暗くなっていたので、ISOをあげてもなかなかうまく写らないので
フラッシュを使ったら、目からビームが出てしまった・・・
離れ際にもう一度見たら、塀の上に座っているシルエットが美しかった。
街灯のすぐ下に写る小さな影がわかるだろうか??
絵に描きたくなるような雰囲気だった。










24 8月

夜間猛犬放し飼

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近江八幡の商人街の古いお宅に貼ってあった。
「夜間猛犬放し飼」と書いてあるのだが、
なんとなくだが、もしかしたらものすごく小さいワンコが
走り回っているような気がした。
もしかしたら、本当に夜中に猛犬が放し飼いなのかもしれないだろうが、
泥棒よけに貼ってあるような気もしなくはなかった・・・



むにゅの路上観察・・・・・その124




23 8月

荒川牛乳の箱

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近江八幡の荒川牛乳の箱。
この牛乳箱に見える、マークは野球のボールに乳の字。
これに関しては、いつもお世話になっている
漂流乳業さん(http://home.att.ne.jp/alpha/24hours/bin/kinki/shiga/arakawa.htm)の記事を是非、参照していただきたい。
牛乳瓶にも、野球のボールとバットの絵が描いてあるそうな。
その理由や瓶の写真などは「漂流乳業」さんに書かれているので
そちらを読んでいただければと思う。



漂流乳業  配達所に帰れなかった昭和の牛乳瓶とその時代
  ↓
http://home.att.ne.jp/alpha/24hours/bin/kinki/shiga/arakawa.htm



★尚、漂流乳業さんにはURLを貼る許可をちゃんといただいています!


荒川牛乳・荒川牛乳処理場
滋賀県近江八幡市西元町15


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