2月の活動は寒いので、あちこち徘徊せずに
完全に室内見学だけにすることにした。
そこで大阪の南に位置する田尻歴史館の見学での活動となった。
1月中に一度下見に行き、ブログでの活動報告のアップの許可と
管理会社の専務さんによる説明、案内をサークル当日にお願いしてきた。
下見の時にはボランティアの方の簡単な説明もあったのだが、
やはり専務さんの説明はすばらしかった。
ただ、歴史などの説明を丸暗記しただけの人のお話ではなく、
さまざまな繋がりなどもきちんと調べた上で理解していらっしゃるようで、
普通にお話を伺うだけでも、こちらの頭の中に無理なくスムーズに
話しが入ってくる、それだけ、話しも巧いということだろう。
この周辺は、実は食事する場所がほとんどないので
この田尻歴史館の個室を貸しきって、そこで昼食を摂った。
その後、管理していらっしゃる会社の専務さんの詳しい説明で
館内の案内をしていただいた。
この建物は大正11年(1922年)築。
綿・紡績で有名な、谷口房蔵氏の別邸として建てられた。
設計・施工は不明なのだが実は長い間、
設計は安井武雄氏だという説が根強かった。
だが、実際の設計者は丹波の人で和田定次郎氏(貞次郎??漢字不詳・・)
ということが近年になってわかったそうな。
予約した個室は二階の普通の和室。(写真2~4枚目)
この和室、一見地味なのだがものすごく贅沢な部屋。
天井の板は屋久杉の神代杉を使用。(写真3枚目)
この部屋の扉は和室なので引き戸なのだが、こちらは縄文杉。
縄文時代の杉だから「縄文杉」。
それ以前、縄文時代よりも前の時代は「神代」とされているので
この「神代杉」は縄文時代以前からの屋久杉の板ということだ。
現在では、とても使用できない材料だ。
欄間は桐。(写真4枚目)
この欄間の間に『蘭』の花を入れてそこを抜ける風の香りを
楽しむとうい風情のあることをなさっていたそうだ。
ごく普通の和室なのだがそう聞くと、見る眼も変わってきてしまう。
和室を出るとすぐに階段の途中にあるステンドグラスが目に入る。
この館にはステンドグラスがふんだんに使われているのだが、
全てのステンドグラスが回転窓になっている。
回転窓にすることによって、風通しを考えたそうな。
写真5枚目のステンドグラスでは、「綿の花」がモチーフになっており
綿の一生をこのステンドグラスで表現しているとのこと。
『綿の王』とまで言われた谷口氏のこだわりがこのようなところにも
わかるようになっている。
階段の腰板はチーク材でビルマから船一艘分、輸入して使用したそうな。
床はナラ材。(写真6枚目)
この写真に見られるような縞模様が特徴だ。
ちょっと、パーツばかりの写真になってしまっているのだが、
キリが良いので、続きは次回の更新時にしたい・・・
完全に室内見学だけにすることにした。
そこで大阪の南に位置する田尻歴史館の見学での活動となった。
1月中に一度下見に行き、ブログでの活動報告のアップの許可と
管理会社の専務さんによる説明、案内をサークル当日にお願いしてきた。
下見の時にはボランティアの方の簡単な説明もあったのだが、
やはり専務さんの説明はすばらしかった。
ただ、歴史などの説明を丸暗記しただけの人のお話ではなく、
さまざまな繋がりなどもきちんと調べた上で理解していらっしゃるようで、
普通にお話を伺うだけでも、こちらの頭の中に無理なくスムーズに
話しが入ってくる、それだけ、話しも巧いということだろう。
この周辺は、実は食事する場所がほとんどないので
この田尻歴史館の個室を貸しきって、そこで昼食を摂った。
その後、管理していらっしゃる会社の専務さんの詳しい説明で
館内の案内をしていただいた。
この建物は大正11年(1922年)築。
綿・紡績で有名な、谷口房蔵氏の別邸として建てられた。
設計・施工は不明なのだが実は長い間、
設計は安井武雄氏だという説が根強かった。
だが、実際の設計者は丹波の人で和田定次郎氏(貞次郎??漢字不詳・・)
ということが近年になってわかったそうな。
予約した個室は二階の普通の和室。(写真2~4枚目)
この和室、一見地味なのだがものすごく贅沢な部屋。
天井の板は屋久杉の神代杉を使用。(写真3枚目)
この部屋の扉は和室なので引き戸なのだが、こちらは縄文杉。
縄文時代の杉だから「縄文杉」。
それ以前、縄文時代よりも前の時代は「神代」とされているので
この「神代杉」は縄文時代以前からの屋久杉の板ということだ。
現在では、とても使用できない材料だ。
欄間は桐。(写真4枚目)
この欄間の間に『蘭』の花を入れてそこを抜ける風の香りを
楽しむとうい風情のあることをなさっていたそうだ。
ごく普通の和室なのだがそう聞くと、見る眼も変わってきてしまう。
和室を出るとすぐに階段の途中にあるステンドグラスが目に入る。
この館にはステンドグラスがふんだんに使われているのだが、
全てのステンドグラスが回転窓になっている。
回転窓にすることによって、風通しを考えたそうな。
写真5枚目のステンドグラスでは、「綿の花」がモチーフになっており
綿の一生をこのステンドグラスで表現しているとのこと。
『綿の王』とまで言われた谷口氏のこだわりがこのようなところにも
わかるようになっている。
階段の腰板はチーク材でビルマから船一艘分、輸入して使用したそうな。
床はナラ材。(写真6枚目)
この写真に見られるような縞模様が特徴だ。
ちょっと、パーツばかりの写真になってしまっているのだが、
キリが良いので、続きは次回の更新時にしたい・・・