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路上観察のマンホールの蓋もつきつめていけば、都市を作る上で
非常に重要な上下水道のしくみなどにも関係してくる。
この辺りの関連性を踏まえて、足元を見て歩くのもこれまた面白い。
東京の地下には、地下鉄や上下水道管、ガス管、電気のケーブルなど
いろいろなものがたくさん埋まっている。
ここまでは、完全にマンホールの世界なのだが、
この本はそれだけでは納まらない。
トンネルの掘り方だとか、つなげ方、そして感激すべきは、
掘り起こさずに下水管をつないで行く方法だとかを計算式などを
一切書かずに、図解などで中学生にもわかるように解説してくれている。
それに、今では下水管の中にインターネットのファイバーが通っているそうな!
これはもしかしたら、東京だけかもしれないが・・・
だから、当然この本は読み物としてもおもしろい。
そして、改めて「ものすごい時代になってしまった・・・」と
思てしまう本なのだ。


「図解」東京の地下技術  地面の下は「知」の結集、「技」の競演!
 東京都副知事 青山佾氏・編                  
 東京都駐車場公社理事長  前東京都建設局長  古川公毅氏・編

かんき出版   1500円+税