台東区は、空襲で焼け残った街がいくつもあり、
正直言って、看板建築の宝庫でもある。
台東区の教育委員会が東京芸術大学建築科の
前野教授に依頼して、調査・分析した報告書なのだが、
正直言って、台東区内には膨大な数の銅板建築が
残されており、その1軒、1軒を
リストアップするだけでも大変だったと思う。
データ編では、すべてのお宅をリストアップして
地区ごとに記述しているのだが、
残念ながらその多くの看板建築のお宅は
特に誰の設計だとか、施工がどうのだとかということには
全く、無頓着なのか不明な部分が多い。
これは、地域性によるものだと思う。
祖父母の代から出入りしている大工さんに
すべておまかせしている場合が多いので、
仔細がわからなくなってしまうからだ。
あのバブルの時代の地上げなどで
職人さんや大工さんたちは
次々といなくなってしまったり、
細かい細工ができる職人さんたちが
亡くなってしまうことが相次いだ。
前出の大田区と比べると、
お屋敷街の邸宅と、下町の看板建築の差が
歴然としており、しかも、住民の保存に対する
意識が正反対なことがおもしろい。
分析編では、銅板建築に関しての
説明や文様の説明などが有りがたい。
もっと、つっこんだ説明も欲しい部分が
かなりあるのだが、対象となる街が街だけに
不明な部分が多いのは仕方ないだろう。
台東区近代建築調査報告書 データ編(1996年)
台東区教育委員会 3000円
台東区近代建築調査報告書 分析編(1998年)
台東区教育委員会 2000円
正直言って、看板建築の宝庫でもある。
台東区の教育委員会が東京芸術大学建築科の
前野教授に依頼して、調査・分析した報告書なのだが、
正直言って、台東区内には膨大な数の銅板建築が
残されており、その1軒、1軒を
リストアップするだけでも大変だったと思う。
データ編では、すべてのお宅をリストアップして
地区ごとに記述しているのだが、
残念ながらその多くの看板建築のお宅は
特に誰の設計だとか、施工がどうのだとかということには
全く、無頓着なのか不明な部分が多い。
これは、地域性によるものだと思う。
祖父母の代から出入りしている大工さんに
すべておまかせしている場合が多いので、
仔細がわからなくなってしまうからだ。
あのバブルの時代の地上げなどで
職人さんや大工さんたちは
次々といなくなってしまったり、
細かい細工ができる職人さんたちが
亡くなってしまうことが相次いだ。
前出の大田区と比べると、
お屋敷街の邸宅と、下町の看板建築の差が
歴然としており、しかも、住民の保存に対する
意識が正反対なことがおもしろい。
分析編では、銅板建築に関しての
説明や文様の説明などが有りがたい。
もっと、つっこんだ説明も欲しい部分が
かなりあるのだが、対象となる街が街だけに
不明な部分が多いのは仕方ないだろう。
台東区近代建築調査報告書 データ編(1996年)
台東区教育委員会 3000円
台東区近代建築調査報告書 分析編(1998年)
台東区教育委員会 2000円
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