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八幡神社のすぐ横には、鐘楼(写真1枚目)もあるのだが、

あまり仔細は伝えられておらず、寛永9年(1632年)建立となっている。

そして、国宝である「浄土堂」(写真2枚目~3枚目)。

この浄土堂(阿弥陀堂)の中に阿弥陀三尊像がある。

実は、このお堂は「天竺様式」呼ばれる貴重な建物なのだが

悲しいかな、アタシには頭でその様式名だけを記憶しているだけで

実際に自分の眼で見ても、その違いなどが自分でもよくわからない・・・

ようは、自分で屁理屈をこねているだけで実際は、何もわかっていない。

それ故、様式などの説明は一切抜きでこのお堂の中を拝観して

そのまま時を過ごして阿弥陀像のお顔などを見させていただくことにした。

このお堂の中に1時間以上いただろうか??

実は建物の構造上、真ん中に鎮座している阿弥陀三尊像の後背の部分から

西日が差し込み、まるで後光が差すかのごとくオレンジの夕陽があたり

それはそれは美しい光景が見られるとのことで夕陽が落ちるのを

待っていたのだが、あいにくこの日は曇りで陽が差すことはなかったが

同じ目的でお堂の中で時間を過ごす人たちはかなり多かった。

現在では、ここでは物販を行っていないそうなのだが無理を言って

在庫が残っていた写真集やパンフレットを分けていただく。

写真集といっても5枚程度のA3サイズの写真なのだが、

本当に後ろから夕陽が差し込み、阿弥陀三尊像がオレンジに染まっている。

どのみち、堂内は撮影禁止なので下の貼ってある

ウイキペデイァを参照してほしい。

このウイキペディァを開いて、更に「小野市 浄土寺」をクリックすると

この極楽山浄土寺が出るのだが、幸いにも阿弥陀三尊像の写真がある。

ここでいただいたパンフレットの裏に描いてあった地図の写真を

ついでに載せておくことにする。

これで、敷地内の各建物の位置関係がわかると思う。

地図の上部の裏山が西国三十三ヶ所の「うつし」になっている。

建物、仏像、美術・・・すべてにおいて、「無」で見る

というのが一番のように思える。

自分で鑑賞したと思ったりとか、わかった気分になってはいけないと思う。

自分磨きのために見るなどというのはもってのほかだ。

『わからないけど、見てみたい。』

『見たいから見る。』 

『興味がないから見ない。』

『無理に見ない。』

それで良いと思う・・・  

お堂に座り込んでのんびりした時を過ごす・・・

今回は近代建築や現代建築、寺院建築がどうのではなくて、

ただ、この阿弥陀三尊像に会いに行った。

かなりまったりした時を過ごせたので、個人的にもここへは何度か

足を運んで贅沢な時間をここで過ごしたいとも考えている。

何もしない、座ってぼんやりと阿弥陀三尊像を眺める・・・

これほど贅沢な時間があるだろうか??

大阪で言うところの「いらち」タイプのアタシには、

こういう時間の使い方は贅沢としかいえないのだ・・・

(ただし、アタシは関西に住んではいても根っからの関西人ではない・・

 生粋の東京人なのだが、「いらち」気質は東京人にも通じるところ

 があるように思われるのだが・・・)




浄土寺(ウイキペディァ)この中の兵庫県小野市の浄土寺をクリック!
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