飼っていた『ちび子』が今月の2日に死んだとのこと・・・
16年前に玄関先でうづくまっていたのを犬が大嫌いな父が見つけた。
両親共に年老いていたので、てっきりスーパーのレジ袋が
風で飛ばされて玄関先にきたのだろうと思ったら犬だったそうだ。
とても寒い日だったそうで、犬が嫌いなのだが仕方なく玄関の中に
入れてやったところ、大変おとなしい犬だったので
その日はとりあえず、玄関の中で過ごすことになったそうな。
ところが、翌朝は東京は雪でこのまま外に放すわけにも行かず、
警察や保健所に問い合わせをしたりもしたそうなのだが、
結局、父は大嫌いな犬を実家に置くことに決めた。
だが、もともと猫が大好きだったので、犬も猫も同じ、とばかりに
すぐに極端な犬好きオヤジに変身していった。
動物の嫌いな母も同じだった。
動物病院で診てみらったところ、見た目はシーズーなのだが
マルチーズの血も入っていると言われたそうだが、定かではない・・・
大変、従順な犬様で誰に会ってもお腹を見せて服従のポーズもとるし、
おだやかな性格で、無駄吼えもしない犬様だった。
どこかの、青山ケンネルだかどこだかのカットモデルとでもいうのか、
トリミングのカットの練習台になっていて、
自宅まで車で迎えに来てもらって、トリミングの練習台の役割が済むと
また車で自宅へ送ってもらっていたようだ。
保護した時点ですでに成犬だったそうなので、
実際何歳で死んだのかは
わからないが、かなり高齢だったことは確かだ。
実父がペットロスにでもならないかと思い電話をしてみたが、
死ぬ2週間前まで、ヨタヨタしながらも無理に歩かせて
寝たきりにならないようにしていたのだと話していた。
もっとも、80歳の実父の散歩だから同じようなペースで歩いて
いたのかもしれないが、かなりの長生きだったせいか
さほど、がっかりはしていないようだった。
実は、アタシの実家は生き物との相性が良いようで
去年の5月に死んだ「むにゅ」が21歳、
実家にいた猫様のミーコは22歳。
それ以外にも飼っていた猫様たちもすべてかなり長生きしている。
ほとんどすぐ死んでしまうということがないので、
後悔のない生活を犬猫とともに送れる。
だから、悲しいけれどそんなに自分自身のダメージは深くない。
母親に至っては、自分たちよりも先に犬様が死んでくれた方が
気分的にラクだとも言っていた。
それは事実だろう。
自分が死んだあと、誰が面倒を見てくれるのか不安が残るからだ・・・
犬の大嫌いな父母を犬好きに変えてくれたチビ子。
このブログに記録しておいてあげることにした。
記録する、記憶するというのは最高の愛情表現だと思うから・・・
写真は2枚とも、母が撮影したもの。
いつも、PCでメールに添付してくるのだが、
今回は珍しく2枚目の写真を葉書にして郵送してきたので、
2枚目はスキャンしたためにちょっと画質が悪い。
Comment
ここに載せてもらえて良かったです。むにゅさんの愛情を感じます。
アタシが飼ってたでかワンコの写真があれば、載せてあげたかったんですが当時はデジカメなかった上に写真も撮ってなかったんですよ。あのコも性格がむちゃくちゃよかった。
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