イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3

イメージ 4

イメージ 5

イメージ 6

イメージ 7

イメージ 8

上段の間のある部屋の書院庭からは、同じ平安女学院の聖アグネス教会が見える。(写真1枚目)

この教会は最後に立ち寄るので、これに関してはまた後で・・・

ここの、玄関庭、書院庭(写真1枚目)、中庭(写真2枚目)はすべて、十一代小川治兵衛氏の作庭だ。

中庭の先の和室には山田松香木店協力の「香り遊び」の展示があった。

そして、玄関に通じる廊下の襖には、「五七桐と菊」の引き手。(写真3枚目)

桐の紋は、菊のご紋同様、もともと皇室専用の紋だった。

だから、離宮や御所などでもかなり多く目にする紋でもある。

非常に見難いのだが、菊が2つに朝陽か月にも見える。

旧有栖川宮家の紋は横向きの菊が3つの紋なので、この2つの菊は他意はないのだろうか?

そして、この旧有栖川宮邸を出てから激しく降る雨の中を京都府庁旧本館へ移動。(写真4枚目~)

ここは、明治37年(1904年)築、施工・直営。

設計・松室重光氏、久留正道氏、一井九平氏。

松室重光氏は、京都の名家の出身で東大で建築を学んだ後に、京都に戻り京都府の技師として

設計や文化財修理を担当されていらっしゃったそうな。

久留正道氏は文部省技師だそうだ。

ネオ・ルネッサンス様式で現役の庁舎としては国内最古の建物だ。

新しいタイプのルネッサンス様式ということだが、日本でも見られるこの様式の建物では

全国各地の残る日本銀行の建物が最も有名ではないだろうか??

京都府庁旧本館によく似た外観の建物としては、神戸にある兵庫県公館だと思う。

最後の写真は旧知事室で、昭和46年(1971年)まで、実際に京都府知事が執務を

行っていた部屋だそうな。

ちょっと写真がまた増えてしまったので、続きは次回に・・・