昨年末に縁起の良い夢を見てからこの元旦まで良いことばかりが続いている。
いろいろな方々からプレゼントを頂いたり、30日には岡山の集落で1人でイルミネーションを
作っていらっしゃるおぢさんに再開し心温まるもてなしを受け、
31日には遊びに行った先で懐かしい知人にばったり遭遇。
そして今日、元旦には例年以上の年賀状やメール。
仕事から退き、知らない地方に引越して自分自身も年々、歳を重ねるごとにブログなどを
通じて友人関係が広がり毎年年賀状の枚数が増えている。
ブログを休止中の友人やサークルで見学させていただいたお宅のご当主からも
年賀の便りが来るのは誠に有難いと思っている。
去年あたりから、『縁』というものの不思議さ、有難さを実感することばかりだ。
ところで、自分の車に積み込んでいる音楽CDはこの年末からはずっと同じものだ。
東京下町の出身のせいか、子供の頃から忠臣蔵の話や長唄や浪曲、歌舞伎などが大好きで
普段は洋楽か完全なる邦楽関係か、もしくはクラッシックばかりなのだが、
ダンナに我が国の美しい日本語の持つ、右脳を刺激するような歌詞の歌を聞かせて
洗脳するために車に乗っている間は否応もなく、CDを流しっぱなしにしている。
中でも、三波晴夫さんの長編歌謡浪曲などは聞いていても頭の中に
その情景やいでたちなどが浮かんでくるので大のお気に入りだ。
内容的には史実とは違うのだが、それは別として耳から聞くだけで
脳裏に描き出される場面が多いので、右脳的音楽とも言えるだろう。
浪曲などで耳を慣らし、次にポピュラーな長唄などを聞き流すとそのうちに
たいていの邦楽の日本語に対応できるような気もする。
日本人に生まれてつくづく良かったと思うまでの、言葉の美しさ、奥深さが染みてくる。
言葉を聴いて、文字が頭に浮かび、情景を想像し、映像までもが頭に浮かんで来るような
右脳的な歌や文章は大好きなのだが、アタシは国語力が弱いので文学となると
読んでいるうちに疲れてしまうことが多いのだが・・・・
話がそれてしまったが、『縁』と言えば、今日も忠臣蔵関連の歌謡浪曲を車内で流しながら
行った神社でもそうだった。
サークルでおととしの9月に訪れた京都の重森三玲庭園美術館の茶室で、
天井から吊るされたドライ紫陽花が魔よけと言うのを聞いたことがあり、
調べていくと、兵庫県相生市に「アジサイ神社」というのがあるということがわかったことがあった。
元旦の初詣は、どこに行くか全く決めておらず今日になってとりあえず出かけようと、
言うことになり適当に車を走らせながら、思い出してアジサイ神社に行ってみることにした。
ちょっとわかりにくい場所にあったので、近くまで行きながらも、
何回か周辺をぐるぐる回りたどり着いたのだが、ここがものすごく良かった。
参詣客はほとんどいなかったが、車を降りると近くの部落の住民の方々だろうか??
境内で焚き火をして暖をとりながら、神社のお守をしていらっしゃるご様子。
しかも、皆さんがごく自然に車から降りたアタシたちに
「おめでとうございます」と笑顔で挨拶してくださる。
もう、これですっかり嬉しくなってしまったアタシは上機嫌で神社に詣でようとすると、
今度はとびっきり個性的な虎のオブジェが出迎えてくれた。
奉納されたらしいオブジェなのだが、30日に見た岡山のおぢさんのオブジェを彷彿とさせる。
よく見ると虎の目の下にはテニスのラケットの刺繍もしてある。
先ほど、奉納者の名前で検索してみたら神戸新聞の記事が出てきた。
こちらも、ご近所の76歳の男性がこの8年、自作なさって奉納していらっしゃるそうな。
岡山のおぢさん同様、商業ベースではない心のもこった作品だということに感動。
そして、拝殿に入るとここでもびっくり!
天井一面に奉納された額がたくさんあるのだが、赤穂浪士の絵がある。
かなり古い年代に奉納されたようなのだが、それまで車内でかかっていた謡を思い出し
これも何かの縁だったのだろうか?と感激すること然り。
しかも、神社正面の上の方には戦前の『ご真影』らしき写真の額が飾ってある。
年月を経ているせいか、かなり写真は傷んでいるが服装からして皇室の礼服であることは
ほぼ間違いないので、恐らく『ご真影』に違いない。
実際にこのように神社に飾ってある『ご真影』を拝見させていただいたのは初めてだった。
奉納の額には、明治●●年とか大正●●年などと描いてあるものばかりだった。
今日改めてHPを見てみたが奉納された絵馬などについての記述が少しだが書かれていた。
正式には、若狭天満神社というのだが通称、アジサイ神社と呼ばれており
「魔よけのアジサイ」で知られているそうなのだが、そのアジサイの魔よけについて
神社縁起があれば購入させていただいて、尚かつ宮司さんにお話を伺えたらとも思ったのだが、
元旦早々、いきなりやって来て質問攻めのようなことは礼を失すると思いなおし、
参詣だけに留めて帰宅することにしたのだが、何故か、関西に引っ越してすぐに
亡き愛猫のむにゅを近くの海に連れて行ったのを思い出し、そちらへも立ち寄ることにした。
案の定、誰もいない海でしかも、冷たい風が強い・・・
海には3分もいられなかった。
車に乗り込み、すぐ近くの漁港に差し掛かると大漁旗や日の丸を掲げた漁船が並ぶ光景があった。
入り江の対岸までも埋め尽くされた漁船と大漁旗。
壮観としか言えなかった。
いったい、どのくらいの数の漁船なのだろうか??
数え切れないほどの船と旗に圧倒されたが、元旦早々、良い物を見せていただいて
大変清々しい気持ちで帰宅できた。
今年はなんだか、幸先も良さそうで大変気分の良い元旦を過ごすことができた。
やはり、人は生きていく上で『縁』という不思議な物で繋がっているような気分の1日だった。
思わず、帰りの車内で「こいつは春から縁起が良いわぃ」という、
歌舞伎の白波五人男のお嬢吉三の名台詞が口から出てしまった。
実際には、節分の晩の「春」を意味しているのだが、新春ということで『春』に
引っ掛けて言葉が口をついて出た。
重森三玲庭園美術館の魔よけアジサイの記事
↓
http://blogs.yahoo.co.jp/munyuchan2002/55245685.html
干支のオブジェの記事(神戸新聞)
↓
http://club.kobe-np.co.jp/mint/article/odekake/winter2009_09121601.html
アジサイ神社HP
↓
http://ajisai-jinja.com/main.htm
いろいろな方々からプレゼントを頂いたり、30日には岡山の集落で1人でイルミネーションを
作っていらっしゃるおぢさんに再開し心温まるもてなしを受け、
31日には遊びに行った先で懐かしい知人にばったり遭遇。
そして今日、元旦には例年以上の年賀状やメール。
仕事から退き、知らない地方に引越して自分自身も年々、歳を重ねるごとにブログなどを
通じて友人関係が広がり毎年年賀状の枚数が増えている。
ブログを休止中の友人やサークルで見学させていただいたお宅のご当主からも
年賀の便りが来るのは誠に有難いと思っている。
去年あたりから、『縁』というものの不思議さ、有難さを実感することばかりだ。
ところで、自分の車に積み込んでいる音楽CDはこの年末からはずっと同じものだ。
東京下町の出身のせいか、子供の頃から忠臣蔵の話や長唄や浪曲、歌舞伎などが大好きで
普段は洋楽か完全なる邦楽関係か、もしくはクラッシックばかりなのだが、
ダンナに我が国の美しい日本語の持つ、右脳を刺激するような歌詞の歌を聞かせて
洗脳するために車に乗っている間は否応もなく、CDを流しっぱなしにしている。
中でも、三波晴夫さんの長編歌謡浪曲などは聞いていても頭の中に
その情景やいでたちなどが浮かんでくるので大のお気に入りだ。
内容的には史実とは違うのだが、それは別として耳から聞くだけで
脳裏に描き出される場面が多いので、右脳的音楽とも言えるだろう。
浪曲などで耳を慣らし、次にポピュラーな長唄などを聞き流すとそのうちに
たいていの邦楽の日本語に対応できるような気もする。
日本人に生まれてつくづく良かったと思うまでの、言葉の美しさ、奥深さが染みてくる。
言葉を聴いて、文字が頭に浮かび、情景を想像し、映像までもが頭に浮かんで来るような
右脳的な歌や文章は大好きなのだが、アタシは国語力が弱いので文学となると
読んでいるうちに疲れてしまうことが多いのだが・・・・
話がそれてしまったが、『縁』と言えば、今日も忠臣蔵関連の歌謡浪曲を車内で流しながら
行った神社でもそうだった。
サークルでおととしの9月に訪れた京都の重森三玲庭園美術館の茶室で、
天井から吊るされたドライ紫陽花が魔よけと言うのを聞いたことがあり、
調べていくと、兵庫県相生市に「アジサイ神社」というのがあるということがわかったことがあった。
元旦の初詣は、どこに行くか全く決めておらず今日になってとりあえず出かけようと、
言うことになり適当に車を走らせながら、思い出してアジサイ神社に行ってみることにした。
ちょっとわかりにくい場所にあったので、近くまで行きながらも、
何回か周辺をぐるぐる回りたどり着いたのだが、ここがものすごく良かった。
参詣客はほとんどいなかったが、車を降りると近くの部落の住民の方々だろうか??
境内で焚き火をして暖をとりながら、神社のお守をしていらっしゃるご様子。
しかも、皆さんがごく自然に車から降りたアタシたちに
「おめでとうございます」と笑顔で挨拶してくださる。
もう、これですっかり嬉しくなってしまったアタシは上機嫌で神社に詣でようとすると、
今度はとびっきり個性的な虎のオブジェが出迎えてくれた。
奉納されたらしいオブジェなのだが、30日に見た岡山のおぢさんのオブジェを彷彿とさせる。
よく見ると虎の目の下にはテニスのラケットの刺繍もしてある。
先ほど、奉納者の名前で検索してみたら神戸新聞の記事が出てきた。
こちらも、ご近所の76歳の男性がこの8年、自作なさって奉納していらっしゃるそうな。
岡山のおぢさん同様、商業ベースではない心のもこった作品だということに感動。
そして、拝殿に入るとここでもびっくり!
天井一面に奉納された額がたくさんあるのだが、赤穂浪士の絵がある。
かなり古い年代に奉納されたようなのだが、それまで車内でかかっていた謡を思い出し
これも何かの縁だったのだろうか?と感激すること然り。
しかも、神社正面の上の方には戦前の『ご真影』らしき写真の額が飾ってある。
年月を経ているせいか、かなり写真は傷んでいるが服装からして皇室の礼服であることは
ほぼ間違いないので、恐らく『ご真影』に違いない。
実際にこのように神社に飾ってある『ご真影』を拝見させていただいたのは初めてだった。
奉納の額には、明治●●年とか大正●●年などと描いてあるものばかりだった。
今日改めてHPを見てみたが奉納された絵馬などについての記述が少しだが書かれていた。
正式には、若狭天満神社というのだが通称、アジサイ神社と呼ばれており
「魔よけのアジサイ」で知られているそうなのだが、そのアジサイの魔よけについて
神社縁起があれば購入させていただいて、尚かつ宮司さんにお話を伺えたらとも思ったのだが、
元旦早々、いきなりやって来て質問攻めのようなことは礼を失すると思いなおし、
参詣だけに留めて帰宅することにしたのだが、何故か、関西に引っ越してすぐに
亡き愛猫のむにゅを近くの海に連れて行ったのを思い出し、そちらへも立ち寄ることにした。
案の定、誰もいない海でしかも、冷たい風が強い・・・
海には3分もいられなかった。
車に乗り込み、すぐ近くの漁港に差し掛かると大漁旗や日の丸を掲げた漁船が並ぶ光景があった。
入り江の対岸までも埋め尽くされた漁船と大漁旗。
壮観としか言えなかった。
いったい、どのくらいの数の漁船なのだろうか??
数え切れないほどの船と旗に圧倒されたが、元旦早々、良い物を見せていただいて
大変清々しい気持ちで帰宅できた。
今年はなんだか、幸先も良さそうで大変気分の良い元旦を過ごすことができた。
やはり、人は生きていく上で『縁』という不思議な物で繋がっているような気分の1日だった。
思わず、帰りの車内で「こいつは春から縁起が良いわぃ」という、
歌舞伎の白波五人男のお嬢吉三の名台詞が口から出てしまった。
実際には、節分の晩の「春」を意味しているのだが、新春ということで『春』に
引っ掛けて言葉が口をついて出た。
重森三玲庭園美術館の魔よけアジサイの記事
↓
http://blogs.yahoo.co.jp/munyuchan2002/55245685.html
干支のオブジェの記事(神戸新聞)
↓
http://club.kobe-np.co.jp/mint/article/odekake/winter2009_09121601.html
アジサイ神社HP
↓
http://ajisai-jinja.com/main.htm
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