昭和5年(1930年)築、設計・ヴォリーズ建築事務所、施工・大林組。
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サラセン様式を取り入れた建物で、
旧大阪高等医学専門学校別館だったが
現在では、大阪医科大学歴史資料館に
なっている。
サラセン様式というのは、インド風、イスラム風
とでも言えばわかりやすいかもしれない。
 
なんとなく、東京の御茶ノ水駅前にあるサンロイヤルビルやかつて銀座にあった
「全線座」の建物を彷彿とさせるようなイメージの建物だが、
建物の歴史はこちらの方がはるかに先輩だし、よく見ると全く違うデザインだが・・・
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昭和49年(1974年)までは
普通の教室として使用しており、
その後は、大阪高等医学専門学校の別館として平成17年(2005年)
まで使用され、平成18年からは
大阪医科大学歴史資料館として
耐震補強もしっかりと施されて
現役の建物として使われている。
 
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階段教室の壁には、昭和5年当時の
ブロンズのプレートが飾られており、
よく見るとさすがに医学部だけあって
中世の「医術」の講義の様子が
モチーフになっている。
 
 
 
 
 
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この階段教室の上部に隣接して館長室があり
調度品や、古いアメリカ製の金庫なども残されていた。
 
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実はこの建物は数年前に
おーちゃん(http://suzuhouse.exblog.jp/)が
この建物のことが書いてある新聞の切り抜きをアタシの自宅に送ってきてくれたことがあったのだが、いつかサークルで行こうと
思いつつも、平日しか見学できないこともあってなかなか訪問できないでいた。
おーちゃんが教えてくれてから、約4年後にやっと訪れた建物だ。
平日のみ、予約をすれば見学できるのだが大学側でこの建物を
使用する予定が入っている場合は、見学できないこともあるそうだ。
いきなり行っても内部の見学はできないので、
訪問する時間も決めて予約しないといけないのでご注意を。