うちの猫3匹たちが我が家にやってきたのは3年前の6月の半ば。
神戸から新幹線で当時住んでいたマンションにやってきた。
それから2年半たち、現在の築60年の古い家に引っ越してはや半年。
古くて虫だらけの家だが、窓から見える山や畑、近所の民家や鳥などを眺め、
思いっきり家の中を走り回れる環境は、猫たちには良かったと思っている。
隣接する両隣の家は空き家で誰も住んでいないので、
夜中の運動会でもなんでもOKの状態で毎日、真夜中にとんでもない音をたてて
運動会が行われている。
2階の窓から、ブロガーさんにいただいたキャットタワーから
外を見るのがギョロちゃんの最近の楽しみでもある。
我が家の2階の窓のすぐ外は、空き家になっている隣の物干し台だ。
ある晩、1匹のキジ猫が物干し台から我が家の2階の窓の下にやってきた。
一番最初にその猫を見つけたのは、グレーのパチロー。
この子はただ、見てるだけ・・・
それを見たギョロちゃんがすぐさま、キャットタワーの上から窓の外の子を凝視。
ギョロちゃんも最初は怯えていたが、すぐに慣れたようで
それから毎日、夜の7時過ぎから朝方にかけてそのキジ猫は
何度も網戸の外にやってくるようになった。


あまり若くもない、毛がボソボソになった猫。
毛がボソボソなのは恐らく、痩せてしまったからだろう。
毎日、網戸越しにただ見つめあうだけの関係。
威嚇するわけでもなく、鳴くわけでもなく・・・・
このキジ猫との良い関係は黒猫と青猫のみの関係だった。
なぜか、長毛の虎王はこのキジ猫の存在を長い間知らなかった。
いつも、ギョロちゃんが無言の会話をしている間、全く別の離れた場所で
外を見たりしていたからだろう。
アタシたちはこのキジ猫を「ギョロちゃんのお友達」と呼んでいた。
なぜか、青猫のパチローはあまり興味を示さずこの猫が来ると
しばらく見たあとすぐに飽きてしまうのか、近くの人間のベッドの上に上がり
そこで毛づくろいをしたりしながら寝てしまっていた。
ギョロちゃんはこの「お友達」が窓辺を立ち去り姿が見えなくなりまで
いつも黙って見送っていた。
この窓は、雨が降っていなければいつもギョロちゃんたちのために
開け放してあるのだが、昨日は雨のために締め切っていた。
この雨の中、「お友達」もやってこないだろうと思ったからだ。
夜の10時くらいだろうか?かなり雨が降っていたのだが
ものすごい猫の鳴き声が聞こえた。
近所で野良猫同士が喧嘩しているのかと思っていたのだが
なんだか、ものすごく近くで聞こえる気がした。
まさか?と思い2階に上がって行くと、階段を上がりきったところで
パチローが寝そべっている。
すぐ隣の小部屋に入るとギョロちゃんが佇んでいた。
その奥のベランダのある部屋に行くと、虎王が「お友達」に向かって叫んでいた。

網戸の向こうには「お友達」。
虎王は毛を逆立てて唸っていた。
いつもの窓のところから、
猫なら隣家の屋根づたいに
ベランダの方にも回って来られる。
雨だが、ギョロちゃんとお話しに
来て窓が閉まっていたので
ベランダに回ったのだろう。
遊びに来て、いきなり毛の長い猫に唸られたものだから「お友達」も怖かったはず。
お互いに唸りあいを続けたあと、ギョロちゃんがなかなか姿を見せないので
そのうちに帰って行った。
その後、ギョロちゃんが激怒!
「お友達に何をするんぢゃ!ボケ~~」とでも言わんばかり。
今まで、見たこともないような目つきと態度で、体を丸めながら虎王に寄って行った。
虎王がギョロちゃんにやっつけられる!と思った瞬間、
ギョロちゃんに服従のような態度を虎王がとり、その場は収まった。
いつも、おとなしいギョロちゃんだが、もしかしたらやはり我が家の中では
一番の権力者なのかもしれない。

生まれて半年くらいしか生きられないから、だから、体も小さいのだと
獣医さんに言われてから丸2年。
小さいどころか、一番太っていて
8キロをゆうに越えている。
そのくせ、轟音をたてて走り回る。
2階で押入れなどから飛び降りると
まるで地響きのような振動が階下に
伝わるくらいの大きさだ。
最近は、後ろ姿が黒い仔熊に見えることがあるくらいだ。

パチローは色は青いが、多分ギョロちゃんとは兄弟だと思われる。
それだけに仲も良い。
最近、やっと本棚の上に上れるようになった。
虎王は軽いのでどこにでも上れる。
大猫のギョロちゃんも平気で
この上には上るのだが、
パチローは、今月になってやっと
この上に上れるようになった。
ちょっと、トロいのだろうか??

虎王は、普段ものすごく温厚なのだが
空気が読めないところがあるコだ。
そのため、いつも他の猫に怒られているのだが
今回のように、本気で怒られたことはなかった。
この猫なりに、「お友達」から我が家を守ったつもるだったのだろう。
一番、身も軽く、3月に脱走してから、
実はつい先日も風呂場の網戸を開けて
脱走し、隣家の屋根の上を歩いていたのを
見つけ、強制撤収させたばかりなので、
「テリトリー意識」がものすごく強いのかも
しれない。
その後、すべての網戸にロックをかけたのは
言うまでもない。
今日は、「豪雨」という表現がぴったりの日なのだが、
この雨が小雨になってやんだ時、果たしてギョロちゃんの「お友達」は
例の網戸の下にやってくるだろうか??
この「お友達」、人間の顔を見てもすぐには逃げない。
こちらの出方を伺って、静かに離れる。
かなり、賢い。
ギョロちゃんの「お友達」がやってきたら、すかざす虎王を抱きかかえ
階下に連れて行くしかないだろう・・・
あの「お友達」いったい、どこからやって来るのか??
そして、毎日長い時間、網戸越しにギョロちゃんと何を話しているのだろう?
今度はいつの訪問になるのだろう?









Comment
わからないんです、多分、男の子ではないかと思ってます。もう見かけなくなったから、死んでしまったのかな。
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