この数年、年末から年始にかけて必ず夫婦で出かける場所がある。
岡山県の山中の斜面に、怪しげなオブジェたちが立ち並び、
しかも夜になるとイルミネーションとして、そのオブジェたちがますます妖しく輝く・・・
真っ暗な山の中、見に来る人は大半が近隣の方々(車で来る距離)か、
アタシたちのような「リピーター」ばかり。

そして、斜面の下のプレハブ小屋でストーブを囲みながらコーヒーを飲んだりお菓子やみかんを食べたりして知らない人同士、談笑する。いつも袋菓子1袋だけ持参し、
たくさんの茶菓をいただくので
この冬こそは、『おぢさん』におみやげを
たくさん持って行こうと夫婦で話し合い、湿気りにくく、軽くて入れ歯の方でも
負担にならないような袋菓子を1箱分買って持って行くことにした。
夕方5時過ぎに到着したのだが、周囲に誰もいない・・・
だが、無人のプレハブ小屋の中に石油ストーブが2台、火が赤々と着いている。
扉に施錠もしていなかったので、火の番がてら中に入り椅子に座って
『おぢさん』」の登場を待つ・・・
15分くらいして『おぢさん』がやってきた。用事で出かけていたのだそうな。
そのうち、『おぢさん』の知り合いらしい近隣の方が車で到着。
老婆と恐らくその息子さんであろう60代の方と『おぢさん』とアタシたち夫婦で
小屋の中で暖をとりながらしばし歓談。
老婆が『おぢさん』にバナナを差し出す。
その息子さんらしき60歳代の男性もお菓子を・・・
こうやって、みんなで食べるものを持ち寄って訪問してくださる方々に
茶菓を振舞っていたのだ・・・なんか、心が温かくなった。
今年は、去年の竜宮城を利用して「サンタ君の家」というテーマだそうな。
煙突の部分から、「サンタ君」が顔を出したり引っ込んだりする。


このサンタ君の家は去年の竜宮城の使い回し。
それと「ありがとう」の看板以外すべて去年と同じままだ。
小屋に戻り再び茶菓をいただきながらお話を伺ってびっくり!
なんと6月に「ナニコレ珍百景」2時間スペシャルにおぢさんが出演されたそうだ!
我が家にはTVはあるが、アンテナを繋いでおらずTVを全く見ないので
気がつかなかったのだが、おぢさんがその時のビデオを再生して見せてくださった。
なんでも、大阪の珍百景との対決だったらしく2度にわたり来訪し
5時間かけて撮影されて行ったとのこと。
この番組l、投稿し採用された人には3万の謝礼金が出るそうで、
こんなことならアタシがもっと早く投稿しておけば、
お礼の3万でこの小屋で宴会ができたねなどとみんなで話した。


6月に放送されてから、ここを訪れる人も
かなり増えたそうだ。
毎年恒例の妖しいイルミネーションのことを
この番組の投稿者は知っているのだろうか??
小屋の中には、毎年新しいノートブックが置かれ来訪者はすべて住所・氏名を書く。
このご時勢、個人情報がどうのなどと言っている場合ではない。
このノートブックに記名した人たちには(恐らく)年賀状がおぢさんから送られてくる。
パラパラを記帳されたノートをめくって見ると、イルミネーションを始めて
わずか4日ですせに60人以上が来訪。
これもTVの影響なのかもしれない・・・・
もしかしたら、「おぢさん」は今まで以上にはりきって、はりきって、はりきって・・・
疲れてしまって、途中からは昨年の竜宮城スタイルに少し手を加えた感じのものに
なってしまっていたのだが、それでも、手が込んでいる。
確か、旧暦の七夕では、このオブジェ群に笹が飾られると聞いている。
今年は、見に来てくれたお礼の気持ちをこめて「ありがとう」の文字が・・・
しばらくするうちに、また新たな見物客が1組現れて小屋がいっぱいになってきたので、おいとまを・・
来年の構想をすでにおぢさんから
教えていただいたのだが、
かなり面白いもlのになるのは確か。
今まではどの携帯電話も圏外だったのだが夏くらいから、ドコモの携帯だけはかなり良好な状態で通話もメールもできるようになっていた。
「鹿や猪に気をつけて」と毎年、同じアドヴァイスを受けながらも
粉雪の舞う中、帰ることにした。
この冬、今まで以上に鹿や猪が多いせいか、帰路でかなりの鹿に遭遇した。
住宅街の空き地でも見かけたくらいだ。
夜のイルミネーションはもうやっていないが、昼間でもこの妖しいオブジェ群は
そのままのはず・・・
ここ、本当に山中で街灯も何もないので、途中も真っ暗。
車のライトは最大にして走らないと、野生動物にぶつかる危険が大きい。
昼間だったら、大丈夫だろう。
何よりも、TV番組に出たことで「おぢさん」の作品を見に訪れる人が
もっと増えてくれたらなぁと思う。
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