岡山の日生(ひなせ)を車で走行中に見つけた。
外構の部分に「扇」と「羽子板」の2つの文様。
扇は、末広がりで縁起が良い。
羽子板は、魔や厄を跳ね返すので
魔よけ、厄よけの意味を持つ。
外から見ると「扇」は左側にある。
「左団扇」という言葉があるが、
そもそもは「左扇」とも言った。
もしかしたら、「左扇」になれますようにとの意味もあるのではないだろうか?
「扇」ではなく、「団扇」にしてしまうと、あまりにも露骨だろうし、
団扇では末広がりにはならない。
京都の祇園などでも、この扇を
使った手すり子などを見かけるが
花街のは『舞扇と末広がり』であって
この日生の奥まった地区の
普通の住宅で舞扇は考えにくい。
踊りの教室をなさっていた様子も
ないし、昔からあるかなり裕福な農家だったようなお宅で敷地内には
江戸時代に建てられたであろう
本瓦を使った家屋がまだあった。
だから、「舞扇」と見ない方が良いと思うのだが・・・・
夕暮れ近くで車から降りるのが面倒だったので、車中から撮った。
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