数ヵ月後に歌舞伎鑑賞教室のサークル予定があったので、
ちょうど芝居絵の展示をやっていた上方浮世絵館に「摺り」体験をしに行った。
難波で待ち合わせ、ミナミ周辺を歩く。
大阪松竹座
大正12年(1923年)に作られた建物の
ファザードを残し、平成9年(1997年)に建て替えられた。
当初の建築の設計は大林組の木村得三郎氏。
施工は、大林組。
実はアタシがサークルを立ち上げて第1回目の
活動がこの難波だった。
2006年当時とグリコは
全く変わっていないが、隣の雪印のデザインが
変わっていることに気づく。
あの当時は、橋の工事中でアクリルの壁が
橋につけられていたが、今はもうはずされている。
そしてグリコの反対側にあったキリンプラザ大阪はもうなくなっていた。
2008年に取り壊されてしまったがアタシの好きな高松伸氏の作品だった。
グリコのビルも、同じ高松伸氏の作品だが、こちらはまだ健在。
GATE-J(左の写真)
狩野忠正氏(当時は竹中工務店だった)の設計。
こちらも健在でほっとする。
(右の写真)
旧精華小学校
昭和4年(1929年)
増田建築事務所設計
松村組施工
第1回目の活動で一緒に回ったメンバーも
この日は参加していたので、
思い出しながら見て歩く。
路地の間から新歌舞伎座が見える。
昭和33年(1958年)築。
村野・森建築事務所(村野藤吾氏)設計。
大林組施工。RC造、一部鉄骨。地上5階地下2階建。
こちらは、2009年に閉館し。
結婚式場の会社が複合施設を作る計画でおり、
建て替えの予定になっているようだ。
そしてランチをとるために法善寺横町方面に向かう。
上方浮世絵館は、法善寺の横にある。
そして、くいだおれ太郎さんの看板に吸い寄せられ
何故か、昼食そっちのけでくいだおれ人形と一緒に
全員くいだおれ太郎さんと同じメガネをかけて
太鼓の撥を手に持って記念撮影。
1000円払うと日付入りの写真を撮ってもらえるが
自分のカメラを係員の人に渡せば撮影してくれる。
自分たちのカメラで撮ってもらったあと、
記念写真を買うことにした。
やっと、法善寺横丁へ。500円の定食を食べ
上方浮世絵館へ向かう。
平成13年(2001年)にオープンした
上方浮世絵館。
魚が泳いでいるかのようにデザインされており、蔵をイメージして作られたそうな。
フレスコ画家の方の設計によるものだそうだ。
上方浮世絵についての簡単なレクチャーを館長さんにお願いしていたので、
展示品を見る前に一番上のフロアへ行く。
上方浮世絵は江戸の浮世絵と違って、歌舞伎役者の役者絵が多いのだそうな。
その昔、この近辺(大阪松竹近辺)にはいくつもの芝居小屋があったそうだ。
館長さんのお話を聞きながら、この場所にこの美術館ができたのを納得する。
江戸時代には道頓堀通りに8つもの
劇場があったとのこと。
現在は、松竹座1つを残すのみとなった。
そして、いよいよ「摺り」体験に入るのだが、写真も増えてきたので
続きはまた次回にまわしたいと思う。
グリコの道頓堀複合施設、キリンプラザ大阪の過去記事はこちら
↓
グリコの看板絵の変化についての過去記事はこちら
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