館長さんに上方浮世絵とこの近辺の芝居小屋が
たくさん掛かっていた時代の話などを最初に
伺ってから、簡単な「摺り」体験に挑戦した。
まず、最初に枠になる黒い部分に絵の具を乗せ
紙を置いてから摺るのだが、最初に紙を乗せる
位置がポイントだそうだ。
この位置をしっかり決めて置かないと
次に摺る色がずれてしまうからだそうだ。
色を筆で乗せ紙を置き摺る。 絵の具をつけすぎたら刷毛で取って調整する。
この作業の繰り返しなのだが、最初のうちはうまく行ってもそのうち
だんだんと色がずれてきてしまう・・・・
これは法善寺横丁の西側に掛かっているものを摺り絵にしたのだが、この法善寺横丁の「善」の字が
棒が1本足りない。
法善寺横丁の西側看板は亡き藤山寛美氏が書かれたものなのだが
意図的に棒を足りなくして書かれたそうで、そのいわれは諸説あるようだ。
館長さんは「人間1本足りないくらいがちょうどええんや」という意味も
こめてわざとこう書いたのではと説明を受ける。
諸説あるようだが、どれが正しいなどの推測は野暮天というものなので
ここではあえて書くつもりはない。
館長さんから伺った説は上記だったということ。
東側の看板には三代目桂春団治氏が書かれたものが掲げられており
こちらは普通に書いてある。
写真左上が出来上がりのものなのだが、やはり微妙にずれてしまっている。
これは参加したメンバーの作品で一番きれいに仕上がった作品で
アタシの作ったものなどはひどい・・・
大雑把な性格がモロにでているせいか口紅の紅がまるで
顔面大出血のようになってしまって悲しい出来上がりだった。
摺り体験のあと、階下の芝居絵の作品を見て歩く。
歌舞伎などの芝居を見たことのないメンバーが、
描かれている衣装についても興味を持ったようで、質問をしてくる。
アタシが知っている限りのことを説明。
関西の人間なので、普段から使っている言葉も昔からの言葉が結構多いので
説明も当然しやすい。
館内のデザインも良く、トイレなども独創的な感じでよかったのだが
写真撮影禁止なので写真は1枚もない。
展示作品の数は多くはないが、こじんまりとした落ち着く美術館だった。
そして美術館の
すぐ前の法善寺へ。
水掛不動さんとして
有名な場所で
この日も多くの
参詣客がいた。
参詣客が途切れるのを待ってようやく写真に収める。
さすがに「千日前」の地名につながるだけの土地だ。
このあたりのことは、wikipedeiaにも出でているのでご参照あれ。
法善寺
↓
千日前
↓
そして、昭和の雰囲気たっぷりの純喫茶を見つけそこでお茶に。
珈琲を飲むつもりが
他のお客さんに運ぶ
イチゴサンデーを見て
注文してしまった。
ホットケーキも人気の
メニューのようだった。
そして、メンバーと食い倒れ太郎と一緒に撮った写真を眺めながら
しばらく雑談したあと、店を出て解散となった。
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