我が家には現在4匹の猫たちがいる。
神戸で猫の保護活動をしている友人から3匹譲り受けてから数年後、
寒い夜に我が家の玄関先に迷い込み強引に居座った猫が増えた。
先住猫のうち2匹は兄弟、もう1匹は生まれた時から一緒に育ったので
仲も良く問題も全くなかった。
生まれつき心臓が悪く長くは生きられないと宣告されたのにもかかわらず、
すでに4歳になる黒猫のギョロちゃん。
穏やかで他の猫に対しても、外から我が家のベランダにやってくる猫に対しても
威嚇することもなく、人間に甘え上手。
ギョロちゃんの弟のパチローは
生来の喘息持ちなのだが
力も気も強く新参者の猫には
気をなかなか許すことはないが
外から我が家に遊びにやって来る猫には威嚇もせずに友好的だ。
家の中では一番強く
一応、ボス的存在なのだが
ギョロちゃんには何故か弱い。
青猫パチローの横で寝ているのが、生まれた時から一緒に育った
温厚な虎王だ。
温厚だが、他所からやってくる猫には非常に手厳しく威嚇しまくる。
人間に甘えるのが下手な猫だ。
甘えたいのに甘え下手。
この3匹だけで暮らしているうちは
何の問題もなかった。
ある晩、突然やってきた1匹の猫も当初は、パチローと虎王が威嚇しまくっていたが
ギョロちゃんだけは全く気にもとめずに新しい猫を受け入れてかわいがってくれた。
その新しい猫が、うどん。
かなり甘えん坊で、人間のあとをついてまわる。
最初の頃、あれほど威嚇されたパチローとは
今では大の仲良しで最近ではいつも一緒だ。
おとなしくて温厚な虎王に至ってはすっかりうどんの子分のようになってしまった。
食欲もものすごいので、一番太っている。抱っこできないくらい重い。
従って、力もかなり強い。
この夏くらいから、あれほど仲が良かったギョロちゃんをうどんが
追いかけまわすようになった。
ギョロちゃんは強いのだが、喧嘩を好まない。
だから、追われると逃げる。
逃げるから余計追われる。 爪をだされて逃げる。
逃げるから爪を立てられた箇所に傷ができる。
ついに先日は大怪我をおい
縫合手術をする羽目になった。
毛を剃られて縫合し抜糸も終わり
最近ようやく剃られた部分に
うっすらと毛が生えてきた。
だが、それ以来、ギョロちゃんは
うどんの気配を察すると
威嚇しまくり1階の押入れに
逃げ込み出てこなくなった。
うどんは全く悪気はないのだが、一方的に威嚇されるので売られた喧嘩を買う
つもりでついつい応戦してしまう。
いかんせん、力も凄く強いのでちょっと手をかけただけでも
ギョロちゃんの黒い毛が散乱するほど、ギョロちゃんはやられてしまうのだ。
仕方なく、大きいケージを買ってそれにうどんを入れたのだが、
1日中ケージにれ手おくわけにもいかず、ギョロちゃんとの住み分けに今、
頭を悩ませているところだ。
残る青猫パチローと毛の長い虎王はうどんともギョロちゃんとも仲が良いので
何の問題もないのだが、基本的にこの2匹はギョロちゃんの親衛隊。
パチローに至っては、自分が一番強いのにギョロちゃんには絶対服従。
ギョロちゃんがうどんにやられると、うどんを許さずに復讐する。
温厚な虎王は自分が間に入って身を挺して喧嘩を止めてくれるのだが
一向に効き目がない・・・・・
パチローもギョロちゃんが危うい
時だけは守ってくれるが、
うどんとはかなり仲が良く
べったりなので守りきれない。
もっとも、ギョロちゃんが過剰に
逃げ回るのでうどんもそれに
反応しているだけなのだが・・・
数日前までは、昼間はうどんを自由にさせ、外出時や夜中はケージに入れて
ギョロちゃんの心を穏やかにさせていたのだが、そうするとギョロちゃんは
真夜中しか活動できなくなってしまう。
これからの季節、冷え込みは心臓の悪い猫には非常にまずい。
苦肉の策で、うどんは2階のアタシたちの寝室に閉じ込めてダンナの帰宅後の
数時間のみ開放し、ギョロちゃんには数時間だけ押入れに避難してもらうことに・・・
1階の押入れは床の板の下はすぐ地面なので、隙間風も強い。
これからの季節はとても、押入れに避難は厳しいはず。
一番良いのはギョロちゃんにうどんに対する警戒心を捨ててもらって
うどんの気の強い性格を丸くしてもらえればよいのだが、それがなかなか難しい。
もしかしたら、ギョロちゃんを真のボスと見て首位を狙っての攻撃だったのかも。
だとしたら、猫の自然行動だから・・・と言うアドバイスをたまたま別件で
メールをくださったブロ友さんがおっっしゃっていた。
それもありうるかもしれない。
今、この時間、うどんは昨晩から
2階の日当たりの良い寝室に
押し込められている。
おかげでギョロちゃんは
久しぶりに1階での生活を
堪能してご機嫌だ。
うどんのストレスも大きいので
それがギョロちゃんに対する
逆恨みになってもまずい。
暖かい寝室でぐっすり眠っている間にこっそり寝室の扉を開けておこう。
うどんは階段を降りるときも必ず「うにゃうにゃ」としゃべりながら降りてくるので
ギョロちゃんも不意打ちされることなく押入れに避難できるだろう。
押入れの床の板の先ほど、目張りをしたので冷え込みは少しはマシだろう。
なんとか、うどんとギョロちゃんが仲良くしてくれたら良いのだが・・・
うどんは何も考えていないようで、一方的に威嚇されるので
売られた喧嘩を買っているだけのことのようだ。
ギョロちゃんが逃げ惑わなければ追いかけもしない。
固体の性格の問題もあるのだろう・・・・
そのうち、以前のように仲良くなってくれるのだろうか??
仲が悪いわけではないような感じだ。
うどんは遊びでちょっかいを出し、過剰反応して手を出されたようだし・・・
いずれにしても、ギョロちゃんの憂鬱はまだまだ続くのだ。
Comment
うどんちゃんも、心臓が弱いんだよって、言いたかったのか・・・・
前に家にいたシローもすぐ舌を出して寝ていましたが、あれは、心臓が弱いのかな・・・。
そうそう、私も、ちょっとだけ、心臓が弱いのです。大したことはありませんが・・・。
すぐ死ぬと宣告された子なんで、一番大事にされて何をやっても怒られずに育ったのを自分でもよくわかってるみたいで、一番偉そうにしてます。
虎王は、正直あまりかまってあげてないのです。
どちらかと言うと旦那に懐いてるから。
でも、優しい子で喧嘩の仲裁は必ずやってくれます。最近は、何故かアタシにベッタリになってきました。お互い年とって丸くなったのかも。
心臓は寒くなるとよくないって聞くので、これからの季節は気をつけてくださいね。
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