明治・大正時代に七宝焼きの制作で活躍された並河靖之氏の旧邸。
晴れだか?曇りだか?雨だか?わからないおかしな天気の日だった。
天候のせいか?年齢のせいか?おつむの中身のせいか?この時は、
カメラを持参するのを忘れてしまい、携帯で写真を撮ることになった。
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明治27年(1894年)に建てられた邸宅内には
七代目小川冶兵衛氏の手による庭があり、
庭には七宝研磨のために琵琶湖疏水が
引かれたとパンフレットに書いてあった。
庭以外の撮影は禁止されているのだが、
庭の写真を撮るのがただでさえ苦手な上に
携帯での撮影なので余計お見苦しいかも知れぬ。
 
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展示されている七宝も素晴らしい。
正直、七宝と庭ばかりに気をとられていたのだが、帰る時になり玄関脇の
沓石に「勝ち虫」(トンボ)が描かれているを発見。
イメージ 4イメージ 5亀甲の敷石に
勝ち虫(トンボ)と
縁起の良い物が
使われている。
 
目立たないような
場所にこその使い方が素敵だ。
 
並河邸を出たあとにどこかでお茶を飲もうと
いうことになったのだが、その時のメンバーの1人が
長楽館に行ったことがないというので、
では長楽館に行きましょうということになったのだが、
知恩院の近く辺りで暴風雨となった。(実は当サークルには有名な雨●がいる。)
傘をさしても横なぐりの雨風でビショビショになりながら、長楽館に入る。
何度か来ているが2階の喫煙室がいつも空いており、写真も撮りやすいので
非喫煙者のメンバーたちを誘ってわざわざ喫煙室に案内してもらう。
が、この日に限っては喫煙室も結構混んでいた。
 
自分の過去記事のURLを貼って写真を・・・と、思ったのだが、
怖ろしいことにまたアップしていなかった・・・
喫煙室をほとんど貸切状態で撮影したことがあり、その写真をアップロードした
記憶があるのだが、このブログではなかったようだ。
もしかしたら、かつて所属していたexciteサークルの掲示板だったのかもしれない。
現在はそのサークルを脱退し、自分でサークルを立ち上げた。
 
長楽館に関しては、公式HPがあるのでそちらをご覧いただいた方が
写真などもよく見られるのでそちらを参照していただきたい。
      ↓
 
イメージ 6煙草王の村井氏の建物だけに
紙のコースターやマッチなども
かつての村井たばこが発売していた
「ヒーロー」「ピーコック」の煙草の
デザインを使ったものだった。
 
以前は、このようなコースターでは
なかった記憶があったので、
ウエイトレスさんに尋ねたところ
やはり最近になってとのことだった。
 
 
コースターを持ち帰ってもよいか?と伺ってみたら快く了承してくださったので
いただいて帰ってきた。
お店のマッチも「ヒーロー」のデザインだった。
 
今、手元の資料に明治期の民間たばこのデザインの本があるが、
そのデザインもいくつかのパターンがあり、製造年代によって少しだけ
色が違うなどもあるようだが、箱の中に太めの両切り煙草が
5本入っているのが定番だったようだ。         イメージ 7
当然、村井煙草では何種類も煙草を扱っていたので、
もしかしたらコースターにもまだたくさん種類が
あるのかもしれない。
手持ちのデザイン本を見る限り、かなり多い種類の
煙草を扱っておりそのいずれのデザインもネーミングも
素敵なものばかりだ。
奇しくも、アタシが所有するオイルライターも
村井煙草のピーコックのデザインだった。
 
そして、まだやまぬ雨の中、解散することになった。