奈良女子大学を出てから興福寺へ立ち寄った。
ここは、すべてのメンバーが何度も訪れているので本当に立ち寄っただけで
ゆっくりと内部をぶらつく程度にした。

興福寺に関してはHPがあるので
そちらをご参照いただければと思う。
↓
その後、奈良県庁の建物を外側から眺め、
ならまち方面へと歩いた。

昭和40年(1965年)築。
RC造6階建、地下2階。
平成9年(1997年)と平成11年(1999年)に
改築を行っているそうな。
日曜日なので閉まっていたので仕方ない。
設計は、片山光生氏。
近くにある、奈良県文化会館や奈良県立美術館の設計者だ。
ならまちで喫茶店休憩をしてから解散する予定だったのだが、
どの店も満席。こちらの人数も多かったのかもしれない・・・
「飲んで~飲んで~飲まれて~飲んで♪」というあの名曲を歌われた歌手の
奥様が経営される喫茶店にようやく落ち着くことができ、
一息ついてからJRの奈良駅に向かう。

旧JR奈良駅。
昭和9年(1934年)築。
RC造2階建。
大阪鉄道管理局工務課が設計。
大林組が施工。
平成16年(2004年)に曳家で
現在の駅のすぐ横に移動している。
今は観光案内所が使用している。


隣接する現在のJR奈良駅は新しく建て変わっていて、
「天平カラー」のカーテンウォールや格天井。
柱もこの右の写真ではよく見えないだろうが、「斗(ます)」のような組物で
支えられた柱になっているのがわかる。
更に駅のホームからも、同様の「斗のついた柱」が見えた。

新しい駅舎の方は
平城遷都1300年の年、
平成22年(2010年)に
JRの設計、川崎清氏の監修で
建てられている。
川崎氏といえば、
京都の「みやこせっせ」。
あの建物も、平安遷都1200年に
記念事業として建てられている。

じっくりと駅を見れば、まだまだいろいろな
天平っぽいというか、奈良らしい細工が
あちこちに施されているのかもしれない。
訪れるたびに一つづつ、ゆっくりそれを
探すのもまた楽しからずや・・・
そして、帰途についた。
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