
歩いていた時に見つけたハンドホールの蓋。
「ガス探知管」と書いてあった。
ガスの探知に使う物なのだが、
普通の都市ガスなどの検知管ではないと思う。
実は、あるビルの敷地内で見つけたのだがすぐ近くには「油槽」の蓋と
「電防」の蓋もあった。
「電防」とは、電気防食。
いろいろな電気防食のタイプがあるが簡単に言うと、
土の中にある地下タンクや配管などの腐食を防食電流を流し防ぐ方法。


そのための
電極が埋め込まれているのか?
地下油槽のタンクや配管の腐食を防ぐための「電防」。
そして油槽などで発生するガスを探知するための「ガス探知管」。
これらの蓋があった建物は昭和45年(1970年)の初めに竣工されている。
その建物が建つ以前、ガソリンスタンドではなかったか??
調べてみたが、違っていた。
このガス探知管の研究が盛んになり、様々な種類も増えだしたのが
昭和35年(1960年)以降のこと。
地下に油槽があるということで考えられるのは
「セントラルヒーティング」ではなかろうか?
鉄筋鉄骨地上10階建て、地下3階の45年以上前の豪華 ビルヂングだ。
耐震補強もしてあり、今でも頑丈な建物だ。
そのビルの建設は昭和44年(1969年)以前になるので、
当時のセントラルヒーティングは重油を燃料とした旧式のものではなかったか?
油槽、電防、ガス探知管・・・この3つの蓋から推測するとそうなってくる。
問い合わせしてみたが、昔のことはよくわからないとのこと。
ただ、今の建物の所有者が日本でも有数の非常に大きな会社なので
知っていても答えられないこともあるだろう。
現在のそのビルは同じセントラルヒーティングでも、すべてエアコンとなっている。
油槽の蓋は過去記事にアップした記事の画像の物と一緒なので
過去記事のURLを載せておくことにする。
(過去記事の1枚目と同じ蓋がこのビルの敷地内にもあった。)
油槽の蓋の過去記事
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