以前から訪れたかった大宇陀には車2台編成で行った。
JR奈良駅の近くで集合し、予約していた釜飯屋さんで昼食をとったあとに
5人づつ車に乗り込み、同県内の大宇陀へ移動することにした。
道の駅でお願いしていたガイドさんと合流し、大宇陀の町並みを歩く。
重要伝統的建造物群保存地区までは道の駅からはすぐだ。
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軒下に欄間がかかっているお宅が多い。
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昔よく目にした、
簾をさげる為の
欄間だ。
(これは、今でも売っている)
 
イメージ 3万法寺(写真左)に立ち寄り少し境内を散策。
その後、すぐに伝建地区へ入るのだが、
この「宇陀松山」は城下町だった町が、後世になり
商家町へと発展していったため、素晴らしい町並みと
なっている。
残っている建物も江戸時代から昭和の初めに至るまでの
様々な年代の建物も周辺に残っている。
大正時代末の旧病院の建物も残っていた。
横にあった看板には洋館建築とあったが、
どちらかというと看板建築といった感じの建物だった。
 
当サークルでは病院の見学、アップはしないというように公言していたが、
どうしても病院を目当てに行ったわけではないのだが、どうしても町歩きをすると
どこの町にも病院があるのは当り前のことなので、通りがかってしまったのを
お許しいただければと思う。
(以前、病院の建物を外から見学しに行ったというサークル活動のブログを読み、
 ご気分を害された方がいらっしゃったのでそれを機に病院へは行かない、
 アップしないということを公言させていただいたことがある。)
看板建築って何??と言うメンバーにちょうど良い建物があったので
その建物を例に取り説明することに・・・(写真左)
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手前の白いモルタルのファザードという
正面部分を普通の家に被せたのが、
俗に言う看板建築。
洋館建築に見える建物も、この手の造りが
結構多いことがある。
 
そして、そうこうするうちに伝建地区へ。
 
イメージ 6イメージ 5景観のために今井町
同様に電線は地中へ。
そして、何よりも
「虫籠窓」のデザインの
種類の豊富さに驚く。
 
 
イメージ 7イメージ 8今までかなりあちこちの
町並みを歩いたつもりでいたのだが、
この町のように多種の
デザインの虫籠窓や
瓦のある町は珍しい。
 
イメージ 9イメージ 10後年になって手を加えたものも
あるが、たいていの伝建地区の
虫籠窓のパターンというのは
ある程度決まっているのだが、
この町のは全く違うのがすごい。
 
イメージ 12イメージ 11当然、袖壁なども多種多様の
デザインに富んでいる。
袖卯建のことなのだが、アタシは
あえて袖壁と呼ばせていただく。
(写真は虫籠窓)
 
イメージ 13江戸時代からの建物が建ち並ぶ中、旧細川家住宅の
「薬の館」へとガイドさんに連れられて行く。
この細川家からは、アステラス製薬(旧藤沢薬品)の
創設者を出されていらっしゃる家柄だけに
藤沢薬品コーナーなどもあり、展示品も楽しい。
 
 
イメージ 14イメージ 15右の写真が「薬の館」。
掲げられた看板にも
薬品名が書いてある。
大昔の薬の看板などの
展示品は撮影も可能だが、
ブログなどにアップロードして
よいかどうかを確認していない
ので、掲載は控えておくが
イラストや表現が結構、おどろおどろしていたりかわいらしかったりで秀逸だ。
写真が増えてしまったので続きは次回に・・・・
 
この町は正直、アタシが今まで行った伝建地区の中でも一番好きな町。
商家町だけにその繁栄ぶりも伺われる。
そのために能書きはあえて書かないので公式のHPがあるので
そちらをご覧いただければと思う。
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