苦楽園にある「山本清記念財団会館」の見学を申し込んでの訪問だった。
山本清さんって誰?という方はこちらを参照していただければと思う。
財団のHPにプロフィールが載っている。

http://www.yama6677.jp/yamamoto.html

阪急の苦楽園駅に集合し、早めのランチを摂ってから見学に。
かつての「そごうWING苦楽園」の前を通る。
現在は「リーストラクチャー苦楽園」という名前になっていくつかのテナントが
使用している。
イメージ 1平成3年(1991年)築。
八束はじめ氏/UPM 設計。
新井組・施工、 3階建 RC造 一部S造。

バブル世代の建物だが、興味を示すのは
アタシの他には1名の男子のみ。


残念なことにアタシのサークルでは現代建築に興味のあるメンバーは
アタシを除くと男性メンバー2名の3名のみだ。
みんなレトロな物にしか興味がないらしい・・・・(悲)

そのために途中でいくつか素敵な建物の写真を撮ったりしているうちに
男性メンバーとアタシは他のメンバーから遅れて歩くことになったが
財団会館への道を知っているのはアタシだけなので結局、皆を待たせることに。
イメージ 2イメージ 3
現代建築は
撮りだすと
キリがない。
町じゅうが
現代建築
なのだから。
右の建物は吹き抜け部分の丸窓にスワンがいた。イメージ 4
茶室の丸窓の障子を開けたらこんなかわいらしい
スワンがいたりとか、シルエットが浮かんでたら
素敵だろうな・・・と思いながら歩いて目的地に到着。
イメージ 5

昭和13年(1938年)築。
設計は岡田孝男氏だそうな。
岡田氏は茶室研究で知られている方だそうで、
実はこちらの記念財団会館の中に
展示されている茶器や茶室も楽しみだった。
イメージ 6イメージ 7横の開いている扉から中に入る。
扉の裏側も装飾を打ちつけた鋲が
見えていて、まるで模様のようだ。

玄関はスパニッシュ風の和洋折衷。
天井は舟底天井で横の壁には
ステンドガラスがはめこまれている。
と、説明書きには書かれていた。
(左下の写真が玄関だが、
あいにく天井もステンドガラスも
写っていない。)
イメージ 8イメージ 9イメージ 101階に茶器展示。
壁紙は建築当初の
ヘッシャンクロスが
今でもそのままだ。
イメージ 11





展示室の説明書きには「ドンゴロスの風合いを残したヘッシャンクロス」とあった。
昔、よく聞いた「ドンゴロス」という言葉に懐かしさを覚えた。
子供の頃、「言うことを聞かないとドンゴロスのおじさんに連れて行ってもらうよ!」と
親に叱られたことがたびたびあった。
この意味がわかる世代は間違いなく半世紀以上生きている方々だろう。
イメージ 12イメージ 13オパールセントガラスを使った窓。
あの宝石で有名なティファニーが
作ったガラス技法で、
光の加減などで美しい色合いを
生み出している。
この財団記念館の建物にある
照明や調度品の数々は
建築当初の物だそうだ。
1階で茶器コレクションを拝見し、
2階へと移動するのだが、
続きは次回に.・・・・・