munyuchan

むにゅ’sのぉと

10年以上続けたヤフーブログから引越してきました。 路上観察、近代建築などがメインのブログです。 ライブドアではまだまだ戸惑うことが多いですが、よろしくお願いします。

2012年03月

30 3月

第59回活動報告 楊輝荘 その2

イメージ 12階の和室の奥には洋間があるのだが、
和室の障子の腰板の市松模様と
隣接する洋間の床の市松模様とが
お揃いのコーディネートになっている。
また、洋間の窓側の入り口上部には
ステンドグラスが配されているのだが、
そのステンドグラスの柄と、外側の欄間窓の
菱形模様、廊下の腰板の市松と
よくマッチしている。イメージ 2
 
 
 
 
 
 
 
この洋間は、実際はさほど広くない。
部屋の奥から見た場合、市松模様の延長と
手前と廊下側の欄間窓の菱形、
更に腰板をスライドして市松にし、
採光することで、奥行きや広さを感じさせるようなデザインになっているのだろう。
柄をうまく組み合わせて、それがくどくならないようになっている。
イメージ 3
 
イメージ 4
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
イメージ 5
 
 
 
 
この伴華楼にある暖炉の煙突も市松模様。
近寄ってよく見ると、ドイツ壁に常滑焼だと思われるタイルで模様を作っているようだ。
色目は、恐らく藤棚や建物腰回りに使われている五色の石の色とあわせているのだろう。
煙突のドイツ壁はかなりしっかり、
ぼってりとした造りで頑丈にできている。
伴華楼を出て、信長塀をくぐると豊彦稲荷。
イメージ 7イメージ 8
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
たくさんの鳥居を抜けて広大な庭に出るのだが
庭側の石鳥居には、「竹中藤五郎」氏と
「竹中藤右衛門」氏の名前があった。
兄の竹中藤五郎氏の「竹中藤五郎神戸支店」がのちの竹中工務店になる。
藤右衛門氏はいうまでもなく竹中工務店の創業者。
庭に出ると、すぐ目の前に「白雲橋」。イメージ 6
京都の修学院離宮の千歳橋を
模したそうで、龍の天井絵もある。
ガラスで保護されているので、
写真と撮ろうとすると、どうしても
「写りこみ」が起きてしまう・・・
橋の奥には、円形の野外ステージ
の跡が残されている。
いずれ修復して、活用されるそうな。
かなり写真が増えてしまったので、
また続きは次回更新時に・・・
とにかく、1万坪の敷地なので
写真が多すぎてしまうので、なるべく割愛して更新していくつもりだ。
29 3月

夢二生家の瓦

岡山の邑久にある竹久夢二の生家の瓦。
250年ほど前の茅葺の家なのだが、正面からはわかりにくいところに
布袋さん、松、梅などの縁起物がいっぱいの瓦があった。
生家を出てからの、脇道の感じが良いなぁ~と思いながらカメラを向けたら、
気になる瓦が目に入ったので、ズームで撮ってみた。
イメージ 1イメージ 2
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
こういう時にコンデジのズームは良い。
小さいものでも、ズームでモニターに
写しだせば、判別できるからそのまま
シャッターを切ればよいだけ。
アタシは視力が悪いので、遠くのものを見るときにコンデジのズーム機能を
活用することにしている。
わざわざ近寄らなくとも、見えるからだ。
 
 
27 3月

「販売禁止」だったんだ・・・~ウヤマ物件のその後

以前、この書庫にアップした、            イメージ 2
「少年が悪用する 
 シンナー・ゴムのり       の店」という看板。
恐らく、赤く描かれた文字が日光などで飛んでしまったのだろうと推測していたが、偶然にも、この看板の完全版ともいえるものを見つけた。
イメージ 1
 
 
 
 
 
 
 
 
 
かつては対面販売をしていたらしい
煙草屋さんなのだが、現在は開店休業の
雑貨屋さんのようなところにあった。
周辺には家もほとんどなく、たまたま
自動販売機で飲み物を買おうとして
目についた。
 
 
実は、この近辺で飲み物の自動販売機はここにしかない。
車でないと、絶対に来られないような場所だが、
缶飲料の自販機もこの場所にしかないので
何回もこのお店の前に車を停めて飲み物を買っていたのだが、
今までこの看板に気がつかなかった。
なぁんだ、「販売禁止のお店」だったのかぁ・・・
ウヤマ物件の謎が解けてよかったのか?わるかったのか??
 
 
 
 
ウヤマ物件の過去記事
     ↓
  
 
 
 
 
 
 
 
 
むにゅの路上観察・・・・・その164
23 3月

「注意!猫ひっかきます」~猫様 in 池田

池田の商店街にある八百屋さんの猫様。イメージ 1
実はこの猫様、2006年にも、
このブログにご登場いただいている。
当時は、トマトの空箱におさまっていらしたが
最近は、ひっかくのか?
それとも、やたら触りたがる人が多いので、  
「注意!猫ひっかきます」の貼り紙を
貼っているのだろうか?
赤く書かれた「注意!」の文字が
消えかかっている。
イメージ 2
 
 
 
 
 
 
 
イメージ 3
 
 
 
 
 
 
 
2006年の頃とほとんど変わらない風貌で、
全く同じ物と思われる首輪もつけていらっしゃる。
人通りの多い場所なので、もしかしたら
ひっかき猫様ではなくて、触って欲しくないから
そう書かれているような気がする。
 
 
 
 
 
 
2006年の同じ猫様の記事
   ↓
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
22 3月

第59回活動報告 楊輝荘 その1

青春18切符の時期は極力、遠出するように考えて名古屋の楊輝荘に行った。
松坂屋百貨店の伊藤祐民氏が大正7年(1918年)に約20年かけて
移築、改築を行い完成させた、まさしく「荘(荘園)」だ。
広大な敷地内にはいくつもの建物が造られ、非公開だが、
秘密めいた謎のトンネルまである。
正門から入って受付をすませ案内されたのが「伴華楼」。
バンガローをもじった名前だそうな。
昔は何かの植物の棚だったらしきものをくぐると昭和4年(1929年)に
尾張徳川家から移築された茶室付きの和室に鈴木禎次氏の設計で
洋室を増築したという「伴華楼」に着く。(後ろに見えるテントは見学受付用のテント)
イメージ 1イメージ 2
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
イメージ 6
 
 
 
 
 
最初にここで説明を受ける。
織田信長の家臣に三人の蘭丸が
いたそうで、そのうちの1人である、伊藤蘭丸がご先祖にあたるそうだ。
 
 
 
 
現在の伊藤家の大奥様にあたる方は、誰でも知っている大手日本酒メーカーの
ご令嬢だった方で美智子皇后陛下のご友人でもあるそうな。
設計は、鈴木禎次氏で、施工は竹中工務店。
この伊藤家と鈴木禎次氏、竹中工務店は、三つ巴だそうだ。
竹中工務店はもともと、尾張徳川家の宮大工だったとのこと。
イメージ 7イメージ 8
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
イメージ 9
 
 
 
 
 
クロークの前を通り、応接間に行くと
月見の名所でもあったこの場所に
ちなんで、ウサギが餅をついている
鏝絵が室内にあった。
マントルピースの上に掲げてある
絵には、松阪屋のマークの入った
荷車が描かれている。
2階の暖炉には、飛鳥時代の瓦が飾りとして埋め込まれている。
イメージ 10
 
イメージ 3
 
 
 
 
 
 
 
 
暖炉の周辺には、わざといろいろな形の
木目を見せた床が貼ってあり、その向かいには、観音開きの扉がある。布貼りで、絵が描いてあるのだがかなり傷みが激しい。
仏壇を入れて使えるようになっているようだが、現在は中には何も入っていない。イメージ 4
 廊下の窓ガラスの腰板はスライドすると
向こうが空くようになっており、
日が差し込むようになっている。
イメージ 5
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
写真がかなり増えてしまったので続きは
次回更新に回したい。
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