急に暖かくなり桜が咲いたと思ったら、すぐにそれも散り春真っ盛りになった。
今年もムカデの季節がやってきた。
早くも、3月から室内に冬眠から覚めたムカデの幼生が出没している。
幼生が先に目覚め出てくるのが常のようで、大物はこれからだ。
おととし、昨年と行ってきた対策は様々だったが、どれも効果がいまひとつ。
試したものは、
柿渋・・・・・・・・・・・・・タンニンの防虫効果を期待して和紙に染みこませて
押入れの床板に敷いたのだが、防虫効果を発揮する以前に
我が家の猫たちが押入れに入り込んで和紙をひきちぎって
遊んだために断念・・・・効果のほどは不明となった。
ヒノキチオール・・・・・ヒノキチオールのスプレーを買って床などにも散布したが
2日に一度くらいの頻度で散布しないといけない上、
これもあまり効果がなかった。
が、口に入っても安全なので万が一、食器にかっかても
大丈夫だし、防カビ効果、除菌効果もあるそうだ。
昨年はかなり大量に購入しスプレーしたが、
たいした効果はなかった。
除虫菊の粉・・・・・・・・ものすごく良い香りがして良いのだが、天然物のため、
すぐに分解されてしまってただのい土となってしまう。
ただ、確かに効果があるようで散布直後は
ほとんどの虫が寄ってこなかった。
値段が高いので続かない。
後述の「除虫菊の力」の開発者の方の話では
床下などの湿気の高いところに散布するのが効果的
とのことだったが、床板をはずすにはずせないので
それは試していない。
ヒバ油・・・・・・・・・・・・ヒノキチオール2%含有の油を取り寄せて、
ヒノキチオールスプレーに混ぜて散布したが、
油なので床がオイリーな感じになる。
香りも爽やか。
これも値段が高い。
早く使用しないと粘度が出るのでまとめ買いができない。
除虫菊エキス・・・・・・・「除虫菊の力@虫来ん来ん」という商品の開発者の方と
直接お話させていただいたのだが、殺虫成分があるそうだ。
園芸用なのだが、室内に使っても問題なかった。
菊の香りのスプレーだが、忌避効果、殺虫効果は??
小さい羽虫とかダンゴ虫とかには効いたかも。
天然成分なのですぐに分解されてしまう。
一度、外から飛んできたゴキブリに直接かけたが
効かないようで、嫌がって逃げるのを自分で殺した。
樟脳・・・・・・・・・・・・・・・部屋の四隅に置くと良いと聞いたのだが、
うちには樟脳の香りをものともしない猫がいて
樟脳にじゃれたりしてどっかへやってしまうので
押入れの天袋の中のエアコンの配管がある横に設置。
あとは、室内の本棚の裏側。
これは効果があるようで置いてある側からは出没しない。
コパイバエキス・・・・・・・ゴキブリ忌避率99%だか、90%の優れもの。
天然コパイバとヒバ油のブレンドのスプレー
「虫さんバイバイ」。これはほとんどの虫が嫌がる。
だが、それでもムカデには関係なかったようだ。
週に何度も散布しないといけないので
値段が高いので続けにくい。
ヒバ油の森林のような香り。
薬品ではないので、安全。
網戸にスプレーしても良い。
冷却殺虫剤・・・・・・・・・・スプレーすると凍ってしまうという殺虫剤。
アタシはあまり使わないが、ダンナのお守りのようなもの。
殺虫成分は入ってない。
バーベキュートング・・・・100円ショップで買ったバーベキュートング。
普段はインスタントコ-ヒーの空き瓶に入れて
1階と2階に置いてある。
アタシ専用。
これで、直接つかんで風呂場かトイレに持って行き
お湯をかけてムカデ退治。
相手がかなりの大物だた場合は
これと冷却殺虫剤を併用しないと、
トングでつかんでいても暴れられたら、逃げられる。
これは、虫が怖い人には向かないかも。
ちなみにアタシはこれでゴキもつかまえる。
粘着カーペットクリーナー・・・・通称コロコロ。
そんなに大物でなければ、粘着面にくっつけて テープを折れば、そのまま退治できる。
これもアタシ専用。
今の時期と夏の終わりの孵化したての
幼生が増える時期にはフル活躍。
あまり安物のコロコロだとはがす時に
うまくはがれないとか、粘着強度が弱く
ムカデが暴れまくって咬み付いてくるので
100円ショップなどの製品は使っていない。
これも、虫が怖い人には不向きかも。
除虫菊・・・・・・・・・・・・・・・・・・・シロバナ除虫菊以外の観賞用除虫菊は
全く効果なし。
シロバナ除虫菊も花の部分だけしか
殺中成分がなく、しかも乾燥させて加工しないと
効果がない。
ただ、網戸の下に置いておけば、鑑賞用になるのと
多少は蚊などが寄りにくいか?と、期待。
空いている床下の前にプランターを置けば
床下に猫(ギョロちゃんのお友達)が入り込み、
他の我が家の猫と網戸越しの大喧嘩を
回避するため。
まだ開花していないが、シロバナ除虫菊よりも
観賞用の色とりどりの除虫菊の方が成育が早い。
写真は、観賞用の除虫菊の寄せ植え。
霜枯れしたアロエが痛々しいが、
アロエも咬まれたときに活用できるので
生き残っているアロエにがんばって欲しい。
ムカデ避けのお札・・・・・・・・・近所の子供たちが描いてくれた絵。
何故か、ほとんど毎日うちに来る子供たち。勝手にお絵描きして、玄関先に絵を貼ることを強要するので、玄関先にはベタベタと 絵が貼ってある。全く、効果なし。
虫ハンターたち・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・生まれながらのハンターがいるので
そばにいてくれたら すぐに見つけてくれるので大変助かる。
難点はそばにいないことの方が
多いのと、益虫である脚高蜘蛛(虫ではないが)まで殺してしまうこと。
高いところにムカデがいても必ず
見つけてくれるのはありがたい。
4匹いる猫のうちこの2匹が特に活躍。
ピレトリン配合の炭・・・・・・・・・・・・・・・・・・・除虫菊成分のピレトリンのマイクロ
カプセル入りの炭。
2年間有効らしいのだが、大好きな
爬虫類や両生類にも悪影響があるので
購入したが、使ってはいない。
花なら、匂いや視覚で最初から
避けてくれるだろうが、この手のものは
知らずに殺してしまうかもしれないので。
蚊取り線香・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・天然除虫菊成分のみの蚊取り線香を
使用していたのだが、「うどん」という
新しい猫が暴れん坊のために
火災や火傷などの危険があるので
これも去年から使用していない。
結局、おととし、昨年と試したものは果たして効果があったのか否か?
正直、わからない。
が、年間を通して数十匹の出現率だから効いているとは言いがたい。
化学薬品の殺虫剤、忌避剤をほとんど使わずにとなると
どうしても限度がある。
春から晩秋にかけて、ものすごい費用を投じてきたのだがもう原点に
戻ることにして、見つけたらせっせとこの手で退治することに決めた。
もう、我が家の場合は床下に住み着いているのだから。
バーベキュートングと粘着クリーナーで対応することに決めた。
あとは虫ハンターたちに任せた。
2年間つけた「ムカデの記録」は、うっかり捨ててしまったので
またこの春から記録をつけ始めた。
出没時間、場所、天気、温度、湿度、月の月齢、体長、退治方法を記録している。
外の山からの侵入ではなく、床下からの侵入なので厄介だが、
薬剤を極力使わずに見つけたら自分で退治するしかない。
怖いが、怖いなどと言っていられない。
ゴキブリを捕食してくれる利点もあるので、床下や壁の中で活躍してくれる分には
大歓迎なのだが、室内に出てきたらアタシは容赦しない。
逆に考えたら屋内にゴキブリが出没しだしたら、ムカデがいないということだ。
昨年は数回、咬まれもしたが、下のサイトの対処法で事なきを得ている。
ムカデの解剖までやってくださっているので、生態を知るには大変参考になる。
また今年もムカデとの共存になりそうだ。
これから11月くらいまでは、天井もチェックしながらの生活になりそうだ。
(天井から落ちてくることもあるので)
(天井から落ちてくることもあるので)
虫ハンターのパチロー君には、常にそばにいてもらいたいくらいだ。
猫の「うどん」はいつもアタシのそばにいるが、
この猫はムカデが横を歩いていても平気で熟睡してるようなタイプなので
あまりあてにならない。よく寝る猫なのだ。
パチローは、昼間、寝るだけ寝て、夜中に屋内のパトロールをしてくれる。
(写真のグレーの猫)
この時期、パチローの活躍に助けられている。
一方的に大変お世話になっているサイト
(いきなり音が出るが、咬まれたときの処置法など参考になる。)
↓