munyuchan

むにゅ’sのぉと

10年以上続けたヤフーブログから引越してきました。 路上観察、近代建築などがメインのブログです。 ライブドアではまだまだ戸惑うことが多いですが、よろしくお願いします。

2012年07月

5 7月

阿波池田たばこ資料館

以前、阿波池田を訪れた時に休館日で入れなかったのだが、
二度目の訪問で入館することができた。
約100年ほど前の住居兼煙草工場の建物で、かつての真鍋家。
現在は、「阿波池田うだつの家阿波池田たばこ資料館」となっている。
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幕末からこの阿波池田では刻み煙草産業が
盛んで、明治末期までは専売化されていなかったためにこの町も大変潤ったそうな。
その富の象徴として袖卯建のある家がたくさん建ち並んでいたのだが、現在では、その家の維持費などもかかるために
そのほとんどが取り壊され卯建のある家はほんの数軒しかない。
この旧真鍋家では、写真も右上の「眞鶴」を製造していたそうだ。
入り口から表座敷を通り、新座敷の先の離れ座敷へと板を渡した廊下を歩く。
使わない時は板を上げておくことで離れと区切ってある。
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床の間は紫檀と黒檀のそれぞれの一枚板を使っており、
長押の釘隠しは欄間下には梅と松、床の間側には千鳥を使っている。
欄間は、真鍋家で製造販売していた煙草「眞鶴」と同じマナヅル。
さらにもう一つの部屋の書院造りの欄間部分は
障子をしめると夕暮れに浮かぶ風景が浮かび出るようになっており大変美しい。
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かつての工場だった場所に
資料館としての建物には、阿波煙草の資料がずらりと並んでいる。
幕末から、この町の男性たちも女性たちも総出で煙草の仕事に従事したそうな。
ところが、政府は煙草がおいしいビジネスであると気づき、
明治末期に煙草の専売化を計りだした。
その民営化だったころの資料などを展示してある。イメージ 8
左は資料館部分にある夢創の間。
かって、煙草の葉の保管場所だった部屋だ。
煙草の葉がしけらないようにわざと合掌造りのような天井の作りをしてある。
天井部分は竹。
阿波煙草の葉は他の煙草の葉に比べて
繊維がものすごく柔らかく細かい。
 
煙草の葉も他の土地の煙草の葉と一緒に展示してあるのでその違いがわかる。
台帳などにも各刻み煙草製造業者の煙草のブレンドの内容まで書いてあるそうな。
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イメージ 10近年、製造打ち切り
となった「ききょう」。
 
その右は煙草を刻む
剪台とそれを扱う等身大の人形。
 
 
阿波池田の煙草文化を継承するために
たばこ特区の申請をし続けていたそうなのだが、
なかなか認可されずに至っているそうだ。
 
江戸時代から受け継がれている煙草の種は昔からのたばこ農家で
大切に保管してもらっているそうな。
現在でも刻み煙草は歌舞伎などの芝居や時代劇などで使われるので
製造はしているのだが、この阿波池田ではないそうだ。
右上の写真は煙草を刻む剪台の模型なのだが
実はこの剪台はこの資料館に1台だけしか現存しておらず、
日本たばこ産業もこの資料館の剪台を参考に新しく剪台を作ったのは良いが
今度はその剪台を扱える人間が誰もいないので、
阿波池田から技術指導に出向いたそうだ。
現存している昔からの剪台は資料館の中に普通に展示されており、
写真撮影も自由にできるのだが、またうっかり削除してしまったので画像はない。
たばこ特区も恐らく財務省に認められることはないだろうから、
このまま阿波たばこの文化は廃れて消えていくのは間違いない。
帰り際に、刻み煙草を一服させてくださるサービスがあった。
一緒にいたおばちゃんズ1号は非喫煙者なので2人分、アタシが頂戴する。
人によっては頭がクラクラするらしいのだが、アタシはおいしくいただいた。
実は自宅にいる時は、この日以来、刻み煙草にしている。
(外出時は色々面倒なので紙巻煙草なのだが・・・)
紙巻煙草のフィルターがない代わりに煙管の羅宇があるし、
本当に一服、二服で終わるので副流煙が少ない。
そこそこ強いので満足するので、チェーンスモーカーのようにはならない。
煙管の掃除は確かに面倒だが、それが嫌なら吸わなければ良いだけのこと。
冬場などの乾燥する時期は、煙草の葉が乾燥しすぎて
粉のようになってしまうのでビニール袋に青菜のような物と一緒に入れて
ある程度の水分を吸収させた方が良いとのことだった。
この資料館で刻み煙草と煙管を買って帰ったのは言うまでもない。
ただ、刻み煙草を扱っている店が少ないのが難点なのだが、
某有名ショッピングサイトでも多数のショップから購入できる。
実は、インターネットで煙草が買えるということをそれまで知らなかったのだ・・・
煙草販売の免許を持っている個人商店もネット販売で生き残る時代なのだろう。
 
2 7月

「でべそ」物件

浅草で、一緒に歩いていたブロガーC氏が見つけた。
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壁の謎の突起物・・・
それをトマソンでは「でべそ」と呼ぶ。
何故?とか壁の中はどうなっているとか
理屈を考えてはいけない
それが、トマソンなのだから・・・
 
かなり身長が高くないとこれをまわすことはできないのだが、
アタシよりも背が高いC氏に代わりにひねってもらったのだが、
全く動かなかった・・・・
 
 
 
 
 
 
 
 
むにゅの路上観察・・・・・その166
 
 
 
 
 
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