大阪の京橋の商店街で何やら熱い視線を感じた。
上を見ると開いた窓から虎が見ていた。
この虎は以前、我が家にも
亡き猫「むにゅ」の相棒として
大切に椅子の上に置かれて
いたことがあった。
間違うことなく、
同じ虎だ。
うちにあった同じ虎が
いなくなったのはいつだったろうか?
亡き猫「むにゅ」はいたずらすることなかったが、
今、我が家にいる「虎王」が子猫時代に
虎の上に乗っかって寝たり、そのうちに
虎のタテガミ部分をかじったりして、
仕舞には耳や首の縫製部分をちぎるようになり
捨ててしまった記憶がある。
が、それはアタシの勘違いで「虎」は空を飛び遠く離れた大阪にいたのだろう。
きっと、そうに違いない。
だから、「ここにいるよ」と熱い視線を降り注いだのだろう。