munyuchan

むにゅ’sのぉと

10年以上続けたヤフーブログから引越してきました。 路上観察、近代建築などがメインのブログです。 ライブドアではまだまだ戸惑うことが多いですが、よろしくお願いします。

2020年03月

19 3月

鏝絵の電話ボックス

DSC_0257DSC_0260
竹原にあった電話ボックス。
電話ボックスには切妻屋根がつけられており、
道路に面した側には鏝絵が施されている。
竹原町並み保存センターの敷地内の電話ボックスだ。
ごく最近作られた物だと思う。
平成26年(2014年)のNHKの朝のドラマで
この町が舞台となっているので、恐らくその頃に
以前からあった電話ボックスに化粧する感じで
取り付けられたのだと思う。
非常にこだわった鏝絵で、松、鶴、籠目、
そして籠目の縁取りも竹。裾にはナマコ壁。横には竹。
特に気になったのは、ナマコ壁を上下に挟んでいる、
一見すると檜皮葺に見える部分。
よく木の皮で葺くのだが、これは細い竹を
編み込んでいるようにも見えてならない。
更にナマコ壁の下にあるのは萱ではなく、
細い竹ではないだろうか?
右側の長い竹の鏝絵の後ろにも横にした竹だ。
長い竹の根元には筍もある。
ここまでこだわっているのだから、葺いてあるのも
竹葺きではないかと思っている。
訪問時は同行者がいたので、至近距離での確認が
できなかったのだが、アタシにはそう思えてならない。



3 3月

逆さまの「あ」

あ
岡山と鳥取の県境で見つけた「あ」。
集落の外れにあった。
比較的新しいものに見えるのだが、地名などの目印になるものが一切ない。
この写真を撮ってからずっと調べていたのだが、よくわからない。
近くにお夏清十郎がどうのと言う解説看板があったので、おそらく阿波村の「あ」ではないだろうか?
阿波村は現在は津山市に合併されているが、「あばそん」と読むそうな。
お夏清十郎と言えば姫路を連想するのだが、すぐ隣の備前岡山でお夏は晩年を過ごしたらしい。播州の姫路から備前はすぐだが、阿波村は同じ岡山でも美作になり車でもかなりの距離だ。
阿波村にはお夏の墓があるとのことだ。
話しが脱線したが、逆さまの「あ」は一体なんだろうか?
津山市阿波の観光協会にも問い合わせをしたがさっぱりわからない、そもそも「あ」の逆さまの碑の存在を知らないとのこと。
教育委員会へも聞いてみようかと思ったが、碑には他に何も書かれていないので無駄だと思ったので問い合わせしていない。
碑の裏側にも何も書いてなかった。
これはあくまでもアタシの想像だが、阿波村の「あ」とお夏の墓にかけているのではないだろうか。
墓は最後に埋葬される場所。
今は「色は匂えど」の「いろはにほへと」ではなく、「あいうえお」が一般的なので最初の1文字を逆さまにすることで、最後を意味しているのかもしれない。
「あいうえお」の最後は「ん」でもある。
「あばそん」の「ん」にも通じないだろうか?ここが集落の終わりの境だとすると頷けなくもないように思える。
阿波村自体も今は津山市の一部となり、独立した自治体としての村名は消滅しているので、もしかしたら土地の有志の方が建てられたのではないだろうか?
かなり遠いのだが、再訪してみようと思っている。
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