munyuchan

むにゅ’sのぉと

10年以上続けたヤフーブログから引越してきました。 路上観察、近代建築などがメインのブログです。 ライブドアではまだまだ戸惑うことが多いですが、よろしくお願いします。

煙草屋さんの摺りガラス

10 9月

津山の煙草屋さん

津山にあった煙草屋さん。
とっくに廃業されたようだ。
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一時期、個人商店の陳列窓によく使われたミント色が美しい。
かなり昔このブログでも書いたのだが、
宗教的な意味合いで一部の外国でこの色が木造建物の
外壁に塗られることが多かった。
それの模倣で明治以降の近代木造建築でも同色が
塗布されることがあり、元々の意味合いから外れてはいるが
個人商店もそれに倣ったのではないかと思っている。
陳列棚の一番下には昭和50年度の店舗陳列棚コンクールで 
優勝した時の盾が飾ってあった。 
何故かCIGARETTESではなく、SIGARETTESに
なっているのだが、ローマ字で間違えたのだろう。
陳列棚の造り、文字の描き方などから察して
恐らく出窓になっている陳列棚の「たばこ」のガラスは
後年、交換されたものではないだろうか?
昭和42年(1967年)くらいのような気がする。
そして、SIGARETTESとTOBACCOの部分は
金色の塗料で描かれており、TOBACCOの背景色の
赤色の劣化具合た建具から推測すると、この部分だけは
戦後の昭和29年(1954年)くらいだと思う。
SIGARETTESの下の硝子部分は
膠硝子ではなく昭和30年代前半に流行ったタイプの物だ。
そして昭和42年以降になると専売公社の煙草屋さんの
摺り硝子には売り出したい煙草の絵柄を直接描くことはなくなり、
代わりにポスター展示で看板などの宣伝手法となっていく。
そのため、出窓部分のみ後年に硝子交換をしているのでは
ないかと思うのだ。
あと20年もしないうちに煙草は、否、世の中の
喫煙者は絶滅危惧種となってしまうような気がする。

              

             

          
 











13 1月

倉敷の煙草屋さん

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倉敷市内にあった元煙草屋さん。
木枠のショウケースの下にはタイルで「こばた」と、ある。
このお店の入り口の上には琺瑯の赤い「たばこ小売所」の看板と
『日本専売公社岡山地方局指定塩小売所』と住所と氏名が書かれた
看板が貼られていた。
ショウケースには色褪せたキャスターマイルドのポスター。
俳優の鹿賀丈史さんのポスターだ。
1988年(昭和63年)発売当時は20本で220円だったそうな。
タイル貼りの部分には錆びた看板。
こちらも1989年(平成元年)発売のバンテージ。
当時は20本250円での発売だったそうだが、
手持ちの刊行物の資料では300円となっている。
250円という話は直接、JT関連に電話で問い合わせて
資料を調べてもらった金額なので、250円の方が正しいかも知れぬ。
現在はキャスターマイルドもバンテージも販売はされていない。
右から「こばた」と書かれているが、戦前のショウケースではないだろう。
嵌め込まれているガラスの質感、木枠の細工加減などからして
昭和28年(1953年)前後ではないだろうか?
元煙草屋さんと判断したのは、煙草の自販機がなかったからだ。




6 6月

たばこ 買って!ネッ!

番外編になるのだが、倉敷市内にあった元煙草屋さんの手描き看板。
30年ほど前の漫画の主人公たちを描いてあるのだが、
個人の趣味で描いたもののような気がしてならない。
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イメージ 3
 
 
 
 
 
 
描かれているキャビンマイルドの箱にも85とあるので、
1980年代半ば以降に
描かれたのだろう。
作者のサインが右下にあった。
たばこ 買って!ネッ!とあったが、もう、煙草屋さんは廃業されているようだった。
2 2月

寿町の煙草屋さん

寿町にあったすでに廃業された煙草屋さん。
アタシにとって寿町というと、浅草の寿町を思い浮かべるのだが、
こちらは、岡山市の寿町。
駅前なので、再開発の波にさらされている地区。
数年前に見た時と全く同じ状態なので、廃業されてから年数が経っているはず。
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これ、東京の向島で見つけた煙草陳列ケースと同じタイプのものではないだろうか?
赤い色であっただろう部分は退色し、
真っ白になってしまっているが、
                     かろうじて、横の方だけ文字が残っていた。
 
ここのケースのカバーは木できているが、向島(東京)のものはカバーがブリキ。
だが、よく見るとブリキのカバーがなくなってしまったために板を打ち付けたようだ。
一昨年の過去記事だが、写真を見ると同タイプのものだとわかるだろう。
向島のケースの方の状態はかなり良好なのでそちらの写真を
ご覧いただければと思う。
 
 
 
 
向島の煙草屋さんの過去記事
    ↓
6 10月

貞光の煙草屋さん

徳島の貞光町の煙草屋さん。
戦前の煙草販売用の陳列ケースだろう。
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イメージ 3
 
 
 
 
 
『こばた』の文字の両サイドは
鏡になっていたようだが、
経年のために裏の塗料が剥落し
鏡だったことがかろうじて
わかる程度になってしまっている。
 
 
 
 
 
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