munyuchan

むにゅ’sのぉと

10年以上続けたヤフーブログから引越してきました。 路上観察、近代建築などがメインのブログです。 ライブドアではまだまだ戸惑うことが多いですが、よろしくお願いします。

本棚(建築関係)

2 8月

古建築や建築の歴史を知る本

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サークル活動で宇治平等院や宇治上神社に
訪れた関係で、神社や寺院の建築について
調べる時に使っている本をアップすることにした。
これ以外にも、使っている本があるのだが、
それらの本は古建築以外にも使っているので、
また別の記事としてアップすることにした。
まず、「図解 古建築入門」だが、
これは大変重宝している。
まず、建物を建てる前の基礎になる、
礎石の据え方から始まって、柱の立て方、
そして、柱のつなげ方など、事細かに
図解で説明してくれている。
当然、寺社、神社などは、用途によって
建物も建て方の違うのでそれらの建物別に
説明してくれている。
寺社・神社建築から、城閣、民家まで
説明が図解付きなので、とてもわかりやすい。
まさに入門編だと思う。
似たような感じの本だが、
縄文時代の住まいからバブル時代の建物まで
建築の様式と仕組みをこちらもわかりやすく
説明しているのが、「日本建築様式史」だ。
カラーで写真や図解、おまけに年表までついている。
特に近代における、西洋建築と今までの日本の建築の
理解の展開や主義などについての説明は
大変わかりやすいのでありがたい。
奇しくも、2冊とも同じ太田博太郎氏の監修の本だ。



図解  古建築入門  日本建築はどう造られているか
西 和夫氏著   太田博太郎氏監修
彰国社    2175円+税


カラー版  日本建築様式史
太田博太郎氏監修  美術出版社  2500円+税










31 7月

茨城と東海地方のガイドマップ的な本

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建築ガイドマップで一番、出版されているのは
なんといっても、東京、大阪、神戸、京都だ。
サークルのメンバーに東京と関西以外のガイドブックも
そのうち、記事にするから待っててねと言って
すでに1ヶ月以上もたってしまった・・・
愛知県や三重県などの近代建築のガイド本なのだが、
名古屋市立大学芸術工学部教授の本だけに
内容がとてもわかりやすく、資料性も高い。
周辺メモや地図、建築データなどもすべて載っている。
瀬口先生は、街のソフトを完璧にご存知でいらっしゃるので
ただ古い建物だけをリストアップして書かれた物とは違う。
先生の「街」に対する想いが読み手にもキチンと
伝わってくるところがすばらしい本だと思う。
茨城のガイド本の方はどちらかというと
近代建築よりも古建築の方が掲載されているのだが、
くわしい図で用語の説明や仕組みなどを
書いてあるので、建築ガイド本というよりは
用語や仕組みを調べるのに、使うことがある。
極力、1冊だけでなく、複数の本を使って
調べることにしているので、これは活躍している。
そうでないと、自分の理解がすすまないことが多い。
この本の解説はとても、わかりやすい。
こちらも行き方などが書いてあるのだが、
茨城県は車でないと、回るのが難しいかもしれない。


わが街 ビルヂング物語    瀬口哲夫氏著
樹林舎    1600円+税


茨城の建築探訪     中村哲夫氏著
崙書房出版   2000円+税







2 7月

鯛よし百番の本

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一番最初に「鯛よし百番」に行ったときに
室内が暗いのと、やはり飲食店の営業中に
各部屋の写真を撮って歩くのがかなり困難なので、
思い切って、この本を購入することにした。
どうしても、プロが出版用に撮影した写真の方が
絶対に細部までキレイに写っているからだ。
もちろん、お店の撮影用に室内のテーブルなどをすべて
片付けて、照明も強くしてキレイに撮影されている。
アタシは写真撮影が趣味ではなく、
あくまでも「記録」の一環として写真を撮っているので
自分で正確に撮れないのであれば、
プロがキチンと正確に撮った写真があれば
それを最優先にしたいと思っている。
自分で美しく、良いアングルで撮るということよりも
まず、誰が撮っても良いから、
正確にしかも細部までしっかりと撮った写真を
「記録」として自分用に使うことにしている。
素人がどんなにうまく撮っても、
プロの視点とは違うのも事実だ。
建築はデザインであり、美術、芸術でもあるから
建築写真に限っては、プロの写真に限るのだ。
また、プロの建築写真家の方々は
ただ写真を撮るだけでなく、目も肥えていらっしゃるから
知識もかなり豊富なのだ。
アタシが、サークル活動の記事でアップしきれなかった
細部のすべての写真がこの本の中にある。
もちろん、部屋の説明からかなりくわしい飛田新地の歴史に
至るまでこの本に書かれている。
この本を参考にサークルの活動報告を書いた。
実際にお店に行って自分の目で見て、その上で、
この本を読むと改めて、「すごいお店なんだなぁ・・・」
と感嘆の声をあげずにいられない。
ただし、この本に載っている写真よりも
今の方がお店の傷み方は激しくなっていると思う。
本は平成16年(2004年)発行なのだが・・・


飛田百番   遊郭の残照
写真・・・上諸尚美氏
文・・・・吉里忠史氏・橋爪紳也氏・加藤政洋氏
創元社  2000円+税







28 6月

遊郭建築の本

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先日、飛田新地にある鯛よし百番に行ったので
そういった「裏の世界」の資料をアップすることにした。
写真1枚目はあまりにも有名な本で、
レトロ建築マニアの方々のほとんどは
購入されているのではないだろうか?
日本にあった赤線の跡を訪ねて
カメラに収めた本なのだが、
ただ写真に撮っただけでなく、
きちんと文献などから
調べたことが記載されているので、
各街の特徴や歴史などもちゃんと書かれている。
ただ、撮影されたのが10年ほど前なので、
今、それと同じ建物を撮りに行こうと思っても
そのほとんどが解体されてしまっている。
こういう「闇」のものはひっそりと
消え行くものなのだ・・・
また、そうあるべきだ・・・
あくまでも、建物の記憶を留めるのであれば、
現在では、すぐに入手できる最良の本だと思う。


赤線跡を歩く  消えゆく夢の街を訪ねて
 ちくま文庫 木村聡氏 写真・文 950円+税

赤線跡を歩く2 続・消えゆく夢の街を訪ねて
 自由国民社 木村聡氏 写真・文 1700円+税  
  


この本が参考としている本で、
もっと深く追求した資料性の高い本は
次回、「時代考証その他の本」の書庫に
アップしたいと思う。
こちらは、あえて建築本の書庫にアップする。








15 5月

建物の保存と再生についての本

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古い近代建築もいつかはボロボロになり危険な建物と化す時期がやってくる。
メンテナンスをこまめに行っていたとしても、それは仕方のないことだ。
この2冊の本は、その古い建物を保存しながらも再生するという事実と
記録を本にしたものである。
1冊目は、磯崎新さんの本で大分県立大分図書館の建物の話だ。
この建物はもともと磯崎新さん自身の
昭和41年(1966年)の作品だったのだが、
取壊して、他の地に移転し、新築の建物を建てる話がでたのだが、
反対運動が起こり、市議会などで協議を重ねた結果、
再生することになって、耐震補強などをしっかりと行い、
平成10年(1998年)「アートプラザ」に生まれ変わった。
それまでの経過と事細かに「記録」として完璧に残している。
思い起こして、昔話を書き綴ったのではなく、
きちんとしたデータを取っての「記録」なので誠に興味深い。
個人的には、耐震補強についての記載が一番おもしろかった。

建物が残った  近代建築の保存と再生
磯崎新氏著  岩波書店   2800円+税


もう1冊も近代建築をいかに現在に残していくかと
言うことを書いている本だ。
正直言って、これは目からウロコの本だった。
何故、みっともないような保存・再生建築しかできないのか?
そのあたりを具体例を挙げて説明してくれている。
建物が持つ、歴史の意味というものは無視できない。
だから、その名残を少しでも新しい建物にも継承していく。
どうしたら、その継承が正しく行われるのだろうか?
実例を挙げて書いてあるのがとても、わかりやすい。
どんな建物でも、いつかは必ず朽ちるし、
朽ちる前でも、老朽化すれば、それは人間にとって
危険な建物となってしまう。
だから、なんでもかんでも、残すという考えにはアタシは反対だ。
朽ちたら、取壊さないと危いのだ。
それだからこそ、この本はとてもおもしろく読めた。

現代の建築保存論   鈴木博之氏著
王国社    1800円+税








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