munyuchan

むにゅ’sのぉと

10年以上続けたヤフーブログから引越してきました。 路上観察、近代建築などがメインのブログです。 ライブドアではまだまだ戸惑うことが多いですが、よろしくお願いします。

本棚(時代考証その他参考文献)

24 2月

古写真を解説した本

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タイトルにひかれて買った本だったが、
読み物として以外にも、結構使える1冊だ。
昔の写真からいろいろな事を読み解いて解説してある。
たいていの人が知っている「目黒のさんま」の話から、
東京タワーの鉄骨はアメリカ軍の戦車のスクラップから
作ってあるなどという話まで書かれている。
個人的には、都内各地のことが書かれているので、
それぞれの街の地域性を調べるために使うことがある。
昔の東京と今の東京では全く違う。
昔、田舎だった街が今では最先端の街になってしまっている。
かなりこの本にはありがたいデータなども記されているので
いつくらいから、東京が変貌していったのか
が推測でき得る参考資料ともなっている。


東京今昔探偵 古写真は語る   読売新聞社会部
        中央新書ラクレ    720円+税  





16 2月

物ごとの初めの本から読み解く・・・

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食べ物というのはある意味、文化でもある。
だから、さまざまな食べ物の発祥というのは
探っていくと、文化の発祥にも当然つながってくる。
どちらかというと、東京名物の発祥物語なのだが、
それらの店舗があった場所は必ずと言ってよいほど
文化が栄えた街でもあるのだ。
決して、無関係ではないはず。
何か新しい食べ物が登場した時、人はそれに対して
どのような反応を示したのだろうか?
また、それらの新しい食べ物がどのようにして
人々の生活に溶け込んでいったのだろうか?
生活に馴染んで行くということは、生活も変わっていくというこだ。
食文化のみならず、地下鉄や電話、ガス燈、信号機などの
「ことはじめ」も書いてある。


元祖探訪  東京ことはじめ  文明開化は銀座のあんぱんから始まった
 田中聡氏著  祥伝社黄金文庫    619円+税


      
   




10 2月

煙草のデザインから読み解く・・・

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よく古い煙草屋さんの写真を撮るのだが
いつの時代のものなのかわからないことが多い。
煙草の陳列ケースにはたいてい煙草の絵が描いてある。
この陳列ケースについても、大阪はどこで作られていたのかなどの
情報をJTは教えてくれたのだが、東京ではすでに民営化してから
年数がたちすぎているために仔細を知っている人がいなくなって
わからなくなってしまっていることが多い。
大阪の陳列ケースの会社にも、もう当時の職人さんたちはおらず
昔のことはわからないと言われているので、時代の特定が困難だ。
そこで、描かれている煙草の絵から探ることが多い。
その時に大変重宝しているのがこの1冊だ。
煙草の写真や販売されていた年数、価格、形態に至るまで
細かく記録されており、貴重な資料だと思う。


日本のたばこデザイン    (財)たばこ産業広済会   6200円




6 2月

評論や写真エッセイから読み解く・・・

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適当に本をスキャナーにかけたために
一緒になってしまったのだが、1冊目の本は小説のような
読みやすい評論の本だ。
都市論になるようだが、これが誠におもしろい。
江戸川乱歩の小説に沿って、当時の統計を載せたり
小説の舞台になっている土地などを検証したりして、
現在も尚、色濃く残るその名残りの残骸のような建物などの
写真も豊富で超お勧めの1冊だ。
評論となると固い感じがするが、この本は非常に読みやすい。
何気なく買った本だったのだが、ここまで何度も繰り返し
読むことになる本だとは思ってもみなかった。

日本推理作家協会受賞作全集49
乱歩と東京 1920 都市の貌   松山巌氏著   
   双葉社   571円+税



2冊目は、前回記事に書いた、「昭和の東京、平成の東京」の
著者である小林信彦氏の本で、
写真はアラーキーこと荒木経惟氏が担当している。
小林氏は、まず下町と山の手の区分にふれており、
そこから各街ごとの回顧録風に、だが、しっかりと統計上の数字も
入れた上での、本になっており、写真もそれぞれ、撮影した
年代が違う写真が使われているので楽しめる。
写真エッセイと言ったら、正直失礼な本だろう。
本の裏には、「極私的東京史」と書かれているが、
まさにその通りかもしれない。

私説東京繁盛記   小林信彦氏・荒木経惟氏
         ちくま文庫   900円+税

私説東京繁盛記   
2 2月

エッセイと地図散歩から読み解く・・・

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最初の1冊はエッセイ集のようなものだ。

いろいろな新聞や小冊子に書いていた文を集めた本なのだが、

ていねいに読むと街の描写がよく理解できる。

かつて流行った映画の話から、その当時の傾向だとか喫茶店や洋食屋さんでの

メニューや金額、またその歴史などがわかる。

ただの回顧録だと思って読んでもおもしろいだろうが、読み方を変えたら、

またこれも時代考証の貴重な資料ともなり得ると思う。

時代を見つめた生き証人の言葉でもあるからだろう。


昭和の東京 平成の東京     小林信彦氏著  ちくま文庫  760円+税


そして、2冊目はすごい!いや、すばらしい!

昭和21年に発行された戦災消失地域表示のついた「東京三十五区区分地図帖」というのを持って

実際に今の東京を歩いた記録だ。

20年ほど前に歩かれたそうなのだが、当時撮影された貴重な近代建築の写真なども

かなり載っている。今、このルートを再度歩いてももう同じ風景にはめぐりあえない。

同じ地図が手元にあったら、アタシも同じようなことをやりたかった。

17箇所に渡って書かれているのだが、当時の歴史背景はもちろんのことだが

回った土地についてもくわしく説明されておりただ「参った・・・」としか言えない。

この発想はアタシにはなかったし、ここまで調べられないからだ。



新編 昭和二十年東京地図  文・西井一夫氏  写真・平嶋彰彦氏
                           ちくま文庫   900円+税
                        
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