munyuchan

むにゅ’sのぉと

10年以上続けたヤフーブログから引越してきました。 路上観察、近代建築などがメインのブログです。 ライブドアではまだまだ戸惑うことが多いですが、よろしくお願いします。

斜面がキャンパス

7 4月

斜面がキャンバス~2013年

2007年から毎年訪れている岡山県の山の中。
この冬は元旦に訪問してみた。イメージ 1
クリスマスの前くらいからお正月の5日までは、
『イルミネーショ  ン』がある。
イルミネーションではなくて、イルミネーショ  ン。
(恐らく看板の「-」が剥落したのだと思うが・・・)
 
製作者の「おぢさん」は毎年テーマを決めて
作っていらっしゃるそうで、今回はなんと、
『田舎にゃ、まだ水車もあるんぢゃ~』だそうな。イメージ 2
 
実際は、他の案山子コンテストの出展などで
忙しくて手が回らなかったそうだ・・・(笑)
 
日没前に到着し、先に「おぢさん」の作品を
裏側まで見て回る。
急勾配の斜面なので明るいうちでないと
斜面に登れないからだ。
数年前にも昨年にも使われた猪のオブジェもそのまま斜面の中腹に置かれている。
イメージ 3イメージ 4
サンタさんも小屋も
以前使用した物
 
←の部分からは
 水が出ており
 水車の裏側には
 モーターがあった
 
 
 
正直、漏電の危険性もあるのだが電気系統をチェックしていたうちの旦那に
言わせると、「危ないのだが、際どいところで水が水車にかからないように
水量を調節するのではないか?」とのことだったので、そのまま斜面を下り
車の中で「おぢさん」が来るのを待つことにした。
5時半になりようやく「おぢさん」が軽トラックで到着。
7年越しのお付き合いだからアタシたちの顔を見るとすぐに
「●●市の○○さん!今年もありがとう!」と満面の笑みで斜面の下の小屋に
入れてくださりストーブを点けると暖かい飲み物やみかん、お菓子でのおもてなし。
ここのお菓子のほとんどはここを訪れる「おぢさん」の知り合いの人たちが
持って来てくださったものばかり。
だから、むにゅ家でもみんなで食べられるような小分けにしてあるお菓子しか
手土産に持って行かない。
こうやって、「おぢさん」のところでお菓子を持ち寄り世間話をしながら
ゆっくりとした時間を共に過ごすのが楽しい。
イメージ 5イメージ 6
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
イメージ 7水車の回転が速すぎることと水の量が
多いのが気になるという話しを
うちの旦那と「おぢさん」がしていて
水量を減らすのとモーターの回転速度を
落した方が良いだろうということになり、
「おぢさん」の代わりにうちの旦那が
斜面を登り調整することになった。
 
 
 
真っ暗な斜面を登ることができても、暗い中での作業が困難なために
アタシも懐中電灯を持参して一緒に登り、手元を照らす。
田舎暮らしをしてると懐中電灯は生活必需品なので常にバッグに携行している。
お蔭様で今回は一緒に作品製作に携わった気分になれた。
そして例年のごとくここを訪れる見知らぬ人たちや、
この時期にここでしか顔を合わせるだけの、文字通りの顔見知りの人たちと
それぞれに持ち寄ったお菓子を食べながら歓談して帰ることにした。
が、見送られて少ししてからカメラを置き忘れたことに気がつき引き返すと
アタシのカメラを「おぢさん」が持って軽トラで追いかけてこようとしていた。
再び、見送られて帰路についたのだが送られる時は毎回必ず
「猪や鹿に気をつけて帰るんじゃよ」と言われるのだが
車を発進して5分も経たないうちに早速、目の前を猪が横切る。
結局、自宅に着くまでに2頭の猪と8頭の鹿に遭遇した。
帰宅後、駐車場に車を停めるとそこにも鹿が3頭・・・・
鹿は人間が車の中にいる分にはなんともないのだが、車の窓を開けたり、
ドアを開けようとするとすごい勢いで逃げていく。
「そのち食ってやる~」と思いつつも、車で轢いたりすることがなくてよかったと
ひと安心したりもする。(猪が相手だとこちらの車が大破する)
 
次は旧盆にこの斜面におびただしい数の七夕の笹が建ち並ぶので
その頃に行ってみるつもりだ。
実は何度か七夕にも行っており、笹に飾られた短冊も怖ろしくキッチュなのだが
七夕の時に「おぢさん」に会ったことはない。
タイミングが悪いのだろう。
「おぢさん」からの年賀状は元日の朝に届いていたのだが、
しばらくしてからまた年賀状が来ていた。
『イルミネーショ  ン』の芳名帳を見て訪問した人々にその都度、
年賀状を出すのだろう。
誰もが見ることができる芳名帳だが、アタシは個人情報などは気にせずに
さらけ出してのお付き合いをさせていただくことにしている。
いくらその時だけのお付き合いとは言え、うわべだけのお付き合いしか
できなくなってしまうのはさみしいからだ。
13 3月

斜面がキャンパス~2012年

イメージ 12012年の「おぢさん」の作品は
東北復興とオリンピックがテーマだった。
この冬は3回「おぢさん」のところに行った。
12月の半ばに行った時はまだ、
山の上の建物は製作中だった。
31日に行った時は完成していたが、
大晦日だったせいか?アタシたち夫婦しか
「おぢさん」の小屋には誰もいなかった。
 
イメージ 32012年のテーマは
東北復興とオリンピック。
「ヤレバデキル東北復興」と
書かれた札が地面に刺してある。
赤い服は、内村航平選手。
「ばんざい」などと書かれている
カードを横の観客の手にあった。
イメージ 4
 
 
 
 
五輪マークの裏側には、昨年ここに居た猪たちが・・・
大晦日の夕方、まだ「おぢさん」は来ていなかった。
勝手知ったる「おぢさん」の小屋に先に上がりこみ
夫婦して「おぢさん」の登場を待つ。
暗くなってから「おぢさん」がやって来て、
みかんや珈琲でもてなしてくださる。
しばらく、話し込んだりビデオを見たりするうちに
近所の方が車でやってらした。
イメージ 5イメージ 6
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
イメージ 7イメージ 8桃太郎の桃まで作ってあった。
そして、政権交代ではなく、
あえて世間交代だそうな。
 ここを訪れるご近所の方も
何回か顔を合わせたことがある。
お互い、どこの誰とも知らないのだが「おぢさん」のところでいつもこの時期、顔を合わせておしゃべりをするだけ。
それが非常に心地よい。イメージ 9
 
 
この「おぢさん」がきかっけで友人になった
ブログ仲間もいる。
たまたま、たけんちさんが「八塔寺ふるさと館」を
引き継がれる前からアタシたち夫婦は
この「おぢさん」に会いによく近辺をウロウロしていた。
何もない場所なので、お茶を飲むところも
「八塔寺ふるさと館」しかない。
従って、当然のことながらここに来るたびにたけんちさんの所には行ってた。
大晦日だけは、メールで不在というのがわかっていたので行かなかったが、
正月早々、懲りずにまた「おぢさん」の所へ行くときに立ち寄った。
牡蠣蕎麦を食しおしゃべりをしてご商売の邪魔を・・・イメージ 2
年末は牡蠣ピザを注文したが、
年明けは牡蠣そばとかやくご飯のセット。
もう3月なので牡蠣そばはやっていないだろう。
こちらの石窯ピザも絶品だ。
もちろん、鹿肉の串揚げも忘れてはいけない。
これから良い季節になるので、
お忙しくなるだろうが、またピザや手打ち蕎麦を
いただきに伺うつもりでいる。
 
アタシがこの「おぢさん」のことをブログでアップしてから、偶然にも、
何回か訪れたことがある「八塔寺ふるさと館」の新しい経営者でもある
たけんちさんがコメントを下さったのがきっかけだった。
以前は、全く違う方が経営されてらっしゃったが、たけんちさんの代になって
お店も明るくなり、人が集まるようになってきた。
たけんちさんご一家の努力の賜物だろう。
 
しかし、人間、どこでどう繋がっているのかわからない・・・
すごいものだと、ブログをやっていて思うことが多い。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
12 3月

斜面がキャンパス2011~スカイツリー+なでしこジャパン編

毎年、岡山の山の中に「ツリー」と呼ばれるものを見に行っている。
作者の「おぢさん」が「ツリーぢゃ!」というのだから、「ツリー」だ。
毎回、テーマを作り製作されるのだが、この冬のテーマはなんと、
「スカイツリー」と「なでしこジャパン」と「猪」だった。
「おぢさん」の近所のたけんちさん(http://blogs.yahoo.co.jp/forevarlovechi)の
ところで、石窯ピザを食べてから行くことにした。
ミックスピザを食べてから、ちょっと、試食してみて~と牡蠣ピザが出てきた。
すでに食べ終えているのだが、牡蠣が乗ったピザ・・・イメージ 1
写真も撮らずにこちらも完食。試食という名のクリスマスプレゼント。
いつも、お金を払う以上に
ご馳走になって帰ってくる。
石窯で焼き上げたピザは、
写真撮影前にお腹の中におさまって
しまったので、店内にあるポスターで
イメージしていただくしかない。
たけんちさん、ご馳走さまでした。
おいしゅうございました。
たけんちさんと彼女のご主人と、
2組の夫婦で悪い遊びの相談などをしながら話し込み、暗くなってから移動。
いつもの、「おぢさん」のところへ。イメージ 4
闇の中に浮かぶスカイツリー。
もう1つのパターンもあって、
両脇にビルが浮かび上がるようになっている。
イメージ 5
 
 
高さは10m
 
すべて
おぢさんの
手作りだ。
 
 
 
 
 
 
 
この日はちょうど25日のクリスマスの晩で
「おぢさん」はもうアタシたち以外、誰も
見に来てくれないかもと懸念しておられたが、
しばらくしてから、先刻、たけんちさんの所でお茶を飲んでおられた野菜直売所の
方々がいらっしゃった。
「あれ??あんたがた、さっき、八塔寺ふるさと館にいた人じゃろう?」と
またそこで、知らぬ同士が小皿叩いての世界ではないが、コーヒーで話がはずむ。
なんと、その中の1人はうちのダンナと同じ会社のOBの方で、
現在、アタシが住んでいる場所のすぐ近くに住んでいらしたそうだ。
しばらくすると、皆さん方はカラオケに行かれ静かな山の中の小屋で
「おぢさん」とアタシたち夫婦の3人でみかんを食べているうちに
また見物客の方々がたくさんいらっしゃった。
「おぢさん」の奥様が大きなクリスマスケーキを切り分けて下さり、遠慮なくいただく。
ケーキは、どなたかの差し入れだとのこと。
この「おぢさん」のところは毎年、常連客が多いのでたいていは、
みかんやらお菓子だのを持って遊びに来る人が多いのだ。
ちょっとした袋菓子1袋でも、知らぬ同士、一緒に分けて食べれば味も格別だ。
前年は猪がものすごく多く、農作物の被害も甚大だったので
「なでしこジャパン」にサッカーボールで追い払ってもらうつもりで作ったという
作品群が暗いために写真にするとただ怖い感じがするだけで「もったいない。
スカイツリー以外は、昼間、出直すことにした。
「おぢさん」の小屋でストーブを囲み、知らぬ同士だが、コーヒーを飲んだり
ケーキを食べたりしながら小屋も満員になってきたのでおいとまする。
そして、年明け早々、再訪。
イメージ 6
イメージ 2
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
イメージ 7
 
 
 
 
 
 
 
イメージ 8
 
 
 
 
 
 
 
なでしこジャパンのキックで猪が負傷している。
「逃げろ~逃げろ~」という猪のせりふを
書いた札まで斜面に挿してあった。
 
イメージ 3
 
 
 
←こちらは
 ボールがあたり
 「ボカン!!」
 
手前の緑の札には「逃げろ~にげろ~早く~」と
書いてあった。
ちゃんと、負傷した猪には包帯で手当てしてある。
 
あとから、たけんちさんに聞いたところ、
この冬は猪は少なく、替わりに鹿がすごいそうな。
そういえば、昼間、再訪した時、下の方の道で
数人の人が立ち止まって話していた。
この付近で、人にはほとんど会わないのだが
今にして思えば、ハンターの方々だったのだろう。
間違いなく、この「おぢさん」の作品のおかげで猪たちが逃げたのだろう。
 
今年の元旦に届いた「おぢさん」からの年賀状には
「毎年、見に来てくれてありがとう」と書かれていた。
もちろん、アタシも元旦に着くように「毎年、楽しみにしています。」と書いて
ちゃんと年末、投函してある。
 
夜間の電飾の点灯はないが、この「なでしこジャパン」と「スカイツリー」は
夏場でもこのままの状態だから、一度、行かれてみてはいかがだろうか?
 
プレハブ小屋での、おしゃべりやコーヒータイムがないのがさみしいが、
少し離れた山の上には、たけんちさんの八塔寺ふるさと館もあり、
おいしい石窯ピザや手打ち蕎麦、もちろん、珈琲なども喫茶もできるので
そしらに立ち寄られるのもお勧めだ。
 
周辺は、「八ッ墓村」や「黒い雨」などの映画のロケ地にもなった場所で
ツ-リングコースにもドライブコースにももってこいだ。
アタシの名前を出していただいても、一向に差し支えないが
支払いはむにゅさんにつけておいて・・・というのはダメダメですぞ。
 
9 1月

斜面がキャンパス2010~おぢさん、ナニコレ珍百景に出演していた!

この数年、年末から年始にかけて必ず夫婦で出かける場所がある。
岡山県の山中の斜面に、怪しげなオブジェたちが立ち並び、
しかも夜になるとイルミネーションとして、そのオブジェたちがますます妖しく輝く・・・
真っ暗な山の中、見に来る人は大半が近隣の方々(車で来る距離)か、
アタシたちのような「リピーター」ばかり。
イメージ 1
イメージ 2そして、斜面の下のプレハブ小屋でストーブを囲みながらコーヒーを飲んだりお菓子やみかんを食べたりして知らない人同士、談笑する。
いつも袋菓子1袋だけ持参し、
たくさんの茶菓をいただくので
この冬こそは、『おぢさん』におみやげを
たくさん持って行こうと夫婦で話し合い、湿気りにくく、軽くて入れ歯の方でも
負担にならないような袋菓子を1箱分買って持って行くことにした。
夕方5時過ぎに到着したのだが、周囲に誰もいない・・・
だが、無人のプレハブ小屋の中に石油ストーブが2台、火が赤々と着いている。
扉に施錠もしていなかったので、火の番がてら中に入り椅子に座って
『おぢさん』」の登場を待つ・・・
15分くらいして『おぢさん』がやってきた。用事で出かけていたのだそうな。
そのうち、『おぢさん』の知り合いらしい近隣の方が車で到着。
老婆と恐らくその息子さんであろう60代の方と『おぢさん』とアタシたち夫婦で
小屋の中で暖をとりながらしばし歓談。
老婆が『おぢさん』にバナナを差し出す。
その息子さんらしき60歳代の男性もお菓子を・・・
こうやって、みんなで食べるものを持ち寄って訪問してくださる方々に
茶菓を振舞っていたのだ・・・なんか、心が温かくなった。
今年は、去年の竜宮城を利用して「サンタ君の家」というテーマだそうな。
煙突の部分から、「サンタ君」が顔を出したり引っ込んだりする。
イメージ 3イメージ 4
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
このサンタ君の家は去年の竜宮城の使い回し。
それと「ありがとう」の看板以外すべて去年と同じままだ。
小屋に戻り再び茶菓をいただきながらお話を伺ってびっくり!
なんと6月に「ナニコレ珍百景」2時間スペシャルにおぢさんが出演されたそうだ!
我が家にはTVはあるが、アンテナを繋いでおらずTVを全く見ないので
気がつかなかったのだが、おぢさんがその時のビデオを再生して見せてくださった。
なんでも、大阪の珍百景との対決だったらしく2度にわたり来訪し
5時間かけて撮影されて行ったとのこと。
この番組l、投稿し採用された人には3万の謝礼金が出るそうで、
こんなことならアタシがもっと早く投稿しておけば、
お礼の3万でこの小屋で宴会ができたねなどとみんなで話した。
イメージ 5イメージ 6
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
6月に放送されてから、ここを訪れる人も
かなり増えたそうだ。
毎年恒例の妖しいイルミネーションのことを
この番組の投稿者は知っているのだろうか??
小屋の中には、毎年新しいノートブックが置かれ来訪者はすべて住所・氏名を書く。
このご時勢、個人情報がどうのなどと言っている場合ではない。
このノートブックに記名した人たちには(恐らく)年賀状がおぢさんから送られてくる。
パラパラを記帳されたノートをめくって見ると、イルミネーションを始めて
わずか4日ですせに60人以上が来訪。
これもTVの影響なのかもしれない・・・・
もしかしたら、「おぢさん」は今まで以上にはりきって、はりきって、はりきって・・・
疲れてしまって、途中からは昨年の竜宮城スタイルに少し手を加えた感じのものに
なってしまっていたのだが、それでも、手が込んでいる。
確か、旧暦の七夕では、このオブジェ群に笹が飾られると聞いている。
今年は、見に来てくれたお礼の気持ちをこめて「ありがとう」の文字が・・・
イメージ 7しばらくするうちに、また新たな
見物客が1組現れて小屋がいっぱいになってきたので、おいとまを・・
 
来年の構想をすでにおぢさんから
教えていただいたのだが、
かなり面白いもlのになるのは確か。
 
今まではどの携帯電話も圏外だったのだが夏くらいから、ドコモの携帯だけはかなり良好な状態で通話もメールもできるようになっていた。
 
「鹿や猪に気をつけて」と毎年、同じアドヴァイスを受けながらも
粉雪の舞う中、帰ることにした。
この冬、今まで以上に鹿や猪が多いせいか、帰路でかなりの鹿に遭遇した。
住宅街の空き地でも見かけたくらいだ。
夜のイルミネーションはもうやっていないが、昼間でもこの妖しいオブジェ群は
そのままのはず・・・
ここ、本当に山中で街灯も何もないので、途中も真っ暗。
車のライトは最大にして走らないと、野生動物にぶつかる危険が大きい。
昼間だったら、大丈夫だろう。
 
何よりも、TV番組に出たことで「おぢさん」の作品を見に訪れる人が
もっと増えてくれたらなぁと思う。
 
 
 
 
 
過去記事(2007年)
 ↓
 
 
過去記事(2008年)
 ↓
 
 
過去記事(2009年)
 ↓
30 12月

斜面がキャンパス2009

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今年の岡山県内の山の中の『ツリー』を見に行ってきた。

平成15年(2003年)から始めた『ツリー』。

アタシがこのツリーと制作者のおぢさんに出会ったのは平成19年(2007年)。

それ以来、この時期には『ツリー』を見に行っている。

何故か、山道に『ツリー →』と書かれた看板が置いてある。

恐らくクリスマスのイルミネーションのことなのだろう。

どちらかというと、イルミネーションっぽいのだがアタシから言わせれば、

山の中の斜面に作られた『おぢさんのキャンパス』そのものだ。

今年のおぢさんのテーマは、『リストラと環境問題』だそうで、

CO2削減のことはよくとりあげられているが、海の中の環境問題は比較的少ないので

今年は『竜宮城』をメインに作ったそうだ。

おなじみのキリンのオブジェの横には小さい『リス』と『家族』と『虎』。

リスと虎で『リストラ』だそうな。

お父さんの胸には「リストラになった よしおらは 農業をやるべ~」。

その横の子ども(だろうか??)の胸には「とおーちゃん がんばってね~」。

更に斜面の反対側には、昨年は逆立ちしていた牛のオブジェがあったのだが

それが転がっており横には北京原人らしき人形もある。(写真5枚目)

北京オリンピックの年に作ったオブジェの使いまわしだろうか??

後のビニールハウスの中には、修理中らしきオブジェの影が写っている。

見物客はアタシたち夫婦のみ。

周囲は街灯もなく、携帯も繋がらない山なので本当に真っ暗。

かろうじて、山を下ればドコモの携帯だけが繋がるような場所だ。

おぢさんは毎年、斜面の下の小屋で『ツリー』の展示期間約15日間、

見物に訪れる人たちをもてなしていらっしゃる。

狭い小屋にストーブを2つ。 コーヒーやみかん、お菓子などを用意していらっしゃる。

訪問のたびにノートに記帳すると、おぢさんからは毎年展示が終わると

お礼を兼ねた年賀状が送られてくる。

みかんもコーヒーも遠慮されるとものすごく悲しくなるとおっしゃるので、

毎年しっかりごちそうになって帰ってくる。

ただ、飲みすぎるとトイレがないので大変だ。

英田サーキットの近くの町営ガレージの横の公衆トイレならいつでも利用できるのだが、

そこから4~5キロくらいはあるのではないだろうか?

おぢさんの集落には30数人しか住んでおらず、

すぐ近くの集落などは7戸でしかも7人しか住んでいないのが現状だと思う。

一番近くの小学校も在校生11人で、歩いて行ける距離ではないので

スクールバスで生徒を送り迎えしているそうなのだが、

このままだと在校生がいなくなってしまうそうな。

確かにここに来るまで車を走らせていても、対向車も後続車にも合わないくらいだ。

そんな集落の「ツリー」なのだ。

これを作るのに毎年7万、電気代などで2万はかかるそうなのだが、

おぢさんの趣味なのでやめられないそうな。

今年からはこのおぢさんの趣味の後継者が出来て、虎の看板とクリスマスツリーの看板、

「ようこそ多麻へ」と言う看板の3つを持ってきてくださったそうだ。

毎年、山陽新聞の東備版に取り上げられているのだそうなのだが、

今年に限って掲載がかなり遅かったそうなので訪問者は少ないとのこと。

おぢさんから頂いた名刺には『なんでもや』と言う肩書きが書いてあった。

泥棒以外のたいていのことはなんでもやるからだそうで、一時期は議員だったこともあるそうな。

まさに、パワフルなおぢさんでなんといっても、おぢさんの人柄が温かいので

毎年、ここを訪問するのを夫婦揃って愉しみにしている。

なんでも、最近のカーナビには「多麻」が載っているそうなので岡山の備前方面に行かれる方は

寄ってみてはいかがだろうか??

ただし、帰りは本当に真っ暗で鹿や猪が出るので運転する際にはわざとライトを

強くして上を向けて運転される方が良いだろう。

今日も帰りに鹿に2回、遭遇した。

万が一、猪だった場合は車に乗っていても非常に危険なので・・・・

毎年1月5日まで展示していらっしゃるはずだ。

なんでも、このおぢさん、旧暦の七夕の時も何やらおもしろいことを行っていらっしゃるようで

また夏に訪問することを約束して帰ってきたのだが、

寒い中、おぢさんは小屋から出てアタシの車が見えなくなるまで手を振ってくださっていた。

寒かったが、行ってよかった。

ありがとう!

おぢさんも良いお年を・・・・



過去記事
 
http://blogs.yahoo.co.jp/munyuchan2002/50848542.html(斜面がキャンパス~2007)


http://blogs.yahoo.co.jp/munyuchan2002/51157668.html
(クリスマスイブとクリスマスに捧げるイルミネーション~2007)


http://blogs.yahoo.co.jp/munyuchan2002/56434285.html(斜面がキャンパス~2008)


http://blogs.yahoo.co.jp/munyuchan2002/51386795.html(おじさんからの年賀状)
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