munyuchan

むにゅ’sのぉと

10年以上続けたヤフーブログから引越してきました。 路上観察、近代建築などがメインのブログです。 ライブドアではまだまだ戸惑うことが多いですが、よろしくお願いします。

鏝絵

19 3月

鏝絵の電話ボックス

DSC_0257DSC_0260
竹原にあった電話ボックス。
電話ボックスには切妻屋根がつけられており、
道路に面した側には鏝絵が施されている。
竹原町並み保存センターの敷地内の電話ボックスだ。
ごく最近作られた物だと思う。
平成26年(2014年)のNHKの朝のドラマで
この町が舞台となっているので、恐らくその頃に
以前からあった電話ボックスに化粧する感じで
取り付けられたのだと思う。
非常にこだわった鏝絵で、松、鶴、籠目、
そして籠目の縁取りも竹。裾にはナマコ壁。横には竹。
特に気になったのは、ナマコ壁を上下に挟んでいる、
一見すると檜皮葺に見える部分。
よく木の皮で葺くのだが、これは細い竹を
編み込んでいるようにも見えてならない。
更にナマコ壁の下にあるのは萱ではなく、
細い竹ではないだろうか?
右側の長い竹の鏝絵の後ろにも横にした竹だ。
長い竹の根元には筍もある。
ここまでこだわっているのだから、葺いてあるのも
竹葺きではないかと思っている。
訪問時は同行者がいたので、至近距離での確認が
できなかったのだが、アタシにはそう思えてならない。



6 1月

鶴亀の戸袋






   とと2

 鶴と亀の鏝絵の戸袋。 
 写真ではわかりにくいが、波の上に亀がいる。
 大正13年(1924年)頃の鏝絵だそうだ。
 もともと土蔵だったのを一部住居にしてらっしゃるそうな。



2 11月

大黒様の鏝絵

    P1240384P1240385
  
  岡山にあった大黒様の鏝絵。
   資料によると、恐らく反対側にも別の鏝絵があるらしい。
  平成3年(1991年)に塗り替えを施されているそうな。
  手には打出の小槌と福袋。足元には米俵。
  ピンクに見えるのが米俵。
  商業地域ではないので、五穀豊穣を祈っての鏝絵だろう。
  
13 9月

鯉の滝登りの戸袋(角飾り付き)

P1240787

岡山県柵原にあった鏝絵の戸袋。鯉の滝登りだ。
左右に「角飾り」が施されている。
このお宅の方にお話を伺ってみたが、
何年前のものかよくわからないそうな。
手持ちの資料で調べて見たら、約40年ほど前に
左官職のM氏により上塗り補修をされている。
40年前に補修が必要だったということは
大正後期か昭和初期の物ではないだろうか。
背景の浅葱色、鯉の錆浅葱と色漆喰が美しい。
染料を漆喰の上から塗るのではなく、
入念に色合わせをしながら漆喰に塗りこめるのだそうだ。
鯉のエラにいたる細部まで描かれている。
あと10年くらい経ったら、
またお化粧直しするのかもしれない。



2 9月

雄獅子の鏝絵

DSCN0065DSCN0072

岡山県内にあった鏝絵。
雄の獅子が建物正面の妻に描かれていた。
たいていは、雄の獅子と牝の獅子で対になっているので
建物の裏側に回ってみたが、見つけられなかった。
魔除けのための物であろう。
この地域には獅子の鏝絵がいくつか見られるのだが、
同じ左官職人Hさんの作品である可能性が高いらしい。
仔細のほどは不明とのことだ・・・





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