岡山と鳥取の県境で見つけた「あ」。
集落の外れにあった。
比較的新しいものに見えるのだが、地名などの目印になるものが一切ない。
この写真を撮ってからずっと調べていたのだが、よくわからない。
近くにお夏清十郎がどうのと言う解説看板があったので、おそらく阿波村の「あ」ではないだろうか?
阿波村は現在は津山市に合併されているが、「あばそん」と読むそうな。
お夏清十郎と言えば姫路を連想するのだが、すぐ隣の備前岡山でお夏は晩年を過ごしたらしい。播州の姫路から備前はすぐだが、阿波村は同じ岡山でも美作になり車でもかなりの距離だ。
阿波村にはお夏の墓があるとのことだ。
話しが脱線したが、逆さまの「あ」は一体なんだろうか?
津山市阿波の観光協会にも問い合わせをしたがさっぱりわからない、そもそも「あ」の逆さまの碑の存在を知らないとのこと。
教育委員会へも聞いてみようかと思ったが、碑には他に何も書かれていないので無駄だと思ったので問い合わせしていない。
碑の裏側にも何も書いてなかった。
これはあくまでもアタシの想像だが、阿波村の「あ」とお夏の墓にかけているのではないだろうか。
墓は最後に埋葬される場所。
今は「色は匂えど」の「いろはにほへと」ではなく、「あいうえお」が一般的なので最初の1文字を逆さまにすることで、最後を意味しているのかもしれない。
「あいうえお」の最後は「ん」でもある。
「あばそん」の「ん」にも通じないだろうか?ここが集落の終わりの境だとすると頷けなくもないように思える。
阿波村自体も今は津山市の一部となり、独立した自治体としての村名は消滅しているので、もしかしたら土地の有志の方が建てられたのではないだろうか?
かなり遠いのだが、再訪してみようと思っている。