DSC_0257DSC_0260
竹原にあった電話ボックス。
電話ボックスには切妻屋根がつけられており、
道路に面した側には鏝絵が施されている。
竹原町並み保存センターの敷地内の電話ボックスだ。
ごく最近作られた物だと思う。
平成26年(2014年)のNHKの朝のドラマで
この町が舞台となっているので、恐らくその頃に
以前からあった電話ボックスに化粧する感じで
取り付けられたのだと思う。
非常にこだわった鏝絵で、松、鶴、籠目、
そして籠目の縁取りも竹。裾にはナマコ壁。横には竹。
特に気になったのは、ナマコ壁を上下に挟んでいる、
一見すると檜皮葺に見える部分。
よく木の皮で葺くのだが、これは細い竹を
編み込んでいるようにも見えてならない。
更にナマコ壁の下にあるのは萱ではなく、
細い竹ではないだろうか?
右側の長い竹の鏝絵の後ろにも横にした竹だ。
長い竹の根元には筍もある。
ここまでこだわっているのだから、葺いてあるのも
竹葺きではないかと思っている。
訪問時は同行者がいたので、至近距離での確認が
できなかったのだが、アタシにはそう思えてならない。